里親制度って? 「ただいま」「おかえり」の日常を支えています 大田区が動画配信
中村真暁 (2023年12月3日付 東京新聞朝刊)
親と一緒に暮らせない子どもたちを家庭的な環境で育てる「里親制度」を広めようと、大田区は動画「知ってほしい こどもたちの未来を支える 里親制度」をネットで配信している。
都内で4000人養護、登録は824家庭
区によると、都内では約4000人の子どもたちが親の病気や虐待により、児童養護施設などによる社会的養護を受けている。里親登録は824家庭(2018年度末時点)と不足しており、制度への理解を促そうと動画を作成した。
動画は「ショート」(1分半)と「フル」(8分18秒)の2種類。フルバージョンでは、都内在住の元里子の男性と、里親同士の交流会などを行う東京養育家庭の会の能登和子理事長が思いを語る。元里子の男性は、「ただいま」と帰宅すると「おかえり」と声が返ってくる日常を振り返り、「一緒に過ごす時間が本当に楽しかった」と話す。
<1分半のショートバージョン>
<約8分のフルバージョン>
動画は、配信サイト「ユーチューブ」の区公式チャンネルで閲覧できるほか、関連イベントなどでも活用する。
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