約2週間の入院から得たもの 夕方以降ワンオペ状態だったわが家が少し変わった

(2024年2月18日付 東京新聞朝刊)

 私ごとですが、病気治療のため12~1月にかけて、計3回、約2週間の入院を経験しました。

 共働きの夫とは洗濯やゴミ出しなどの家事は分担しているのですが、問題になったのは不在の間の小中学生の子ども2人の食事の支度。いつも夕方以降はほぼ私のワンオペ状態で、調理は私の担当。中学生の娘のお弁当作りも懸念材料となりました。

 結局、夕食はお店のテイクアウトや宅配の冷凍食品、カット済み野菜と調味料がセットになった調理キットで、お弁当は毎日おにぎり二つで乗り切りましたが、普段、料理しない夫にとってはなかなか大変なことだったようです。普段からどちらもが何でもできるようにしておくことの大切さを実感しました。

 いつもと違う生活を経て、よい変化も起こりました。中学生の娘は野菜を切ったり炒めたり、洗濯物をたたんだり、お手伝いの頻度がぐんと増えました。夫もいったん台所に入って慣れたのか、配膳に動いたりお茶を入れたり、積極的に台所まわりのことに関わってくれるようになりました。持ち場を離れたことで、家族の協力態勢が築けたのは思わぬ収穫。今度は夫に任せっきりにしている掃除を私がする番かもしれません。

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