東京都の「18歳以下に月5000円」給付、申請しないと受け取れません 来年1月支給なら9月1日~12月15日に手続きを

渡辺真由子 (2023年8月27日付 東京新聞朝刊に一部加筆)
 東京都は、18歳以下の子どもに月5000円を給付する「018サポート」について、9月1日から申請の受け付けを始める。申請しないと、給付を受け取ることができない。
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東京都庁

所得制限なし 2024年1月に振込

 東京都内在住の0~18歳の約200万人が対象で、所得制限はない。12月15日までに申請すると、来年1月に2023年度分が申請口座にまとめて振り込まれる。12月16日以降も引き続き申請を受け付け、支給は別途行われる。

 年度中に生まれた子どもや転入、転出した子どもについては、在住期間分のみ受け取れる。

 都内1世帯当たりの平均月額教育費は全国平均よりも高いため、給付でその差を補う。本年度予算で関連経費1261億円を計上している。来年度以降の実施は未定。

「018サポート」専用サイトから

 申請手続きは、9月1日正午にオープンする専用サイト「東京都018サポートポータルサイト」からオンラインで申し込む。

 東京都は対象者にチラシとオンライン申請用のガイドを個別に郵送する予定だが、案内が届く前でも申請できる。

 オンライン申請ができない場合、郵送での申請も受け付ける。9月1日以降にコールセンターに問い合わせて、専用の申請書類を郵送で受け取り、記入して郵送することになる。

 また、東京都は018サポートに便乗した詐欺などが発生する恐れがあるとして、注意を呼び掛けている。

 問い合わせは、東京都018サポート給付金コールセンター=電話0570(082)018=で受け付ける。コールセンターは9月1日以降、午前9時~午後6時まで。

 8月31日まではコールセンターの電話番号が異なり、03-5321-1111(内線32-645、32-646)で平日9時から17時45分まで問い合わせを受け付ける。

【9月20日追記】

 「申請手順が複雑」「時間がかかる」という問い合わせが殺到しているため、スムーズに手続きを進めるポイントを解説する記事を公開しました。

スマホでかんたん!ではない東京都018サポート 事前に「本人確認」「家族関係の確認」「口座確認」3つの書類を準備しましょう

【12月1日追記】

 東京すくすく編集チームが自らの申請や取材で気付いたポイントをまとめつつ、12月15日までに申請できなかった場合はどうなるかなど、東京都にあらためて取材しました。

図解 018サポート申請の流れ

東京都「018サポート」申請はここが難所! みんなが困ったポイントを解説します 締切に間に合わなかったら? 来年度は?

【9月6日追記】

 9月1日正午の申請受付スタート直後は、申請サイトが混み合ってつながらないケースが多かったが、東京都福祉局子供・子育て支援部は「サーバーは随時強化しています」と説明。5日午前9時の段階では『待機室』のページから数分で申請ページに行けるようになっているという。

 また、12月16日以降の申請については、「支給時期は調整中ですが、受け取る額が少なくなるということはありません」と説明した。

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  • 小池 エリー says:

    ずさんの一言です。

    数ヶ月前に申し込んだのに12月に謎々の不備についてのメールが届きました。何が不備かもわからないままもう一度アンケートに答えることを試みたところ途中で止まってしまい、前に進むことができなくなってしまった。三時間待っても状況が変わらない。0570の通話料の高い問い合わせ先に電話したら、マイページを開かないとあなたのステータスを確認できないと言われた。

    しかしそちらの通話料がかなり高い問い合わせ先の営業時間内では、マイページなど開くことは無理!何故ならその時間帯では常にアクセスが集中してマイページなど開けるはずはない!

    結論:ずさん

    本名で意見を述べさせて頂きました。

    小池 エリー 女性 40代
  • Bob says:

    画面を切り替えると最初からやり直し。何度か繰り返したらマイページに続きからできるのが分かりやっと登録完了。なかなかの面倒くささでした。

    Bob 女性 50代
  • みずみず says:

    マイナンバーカード画像、住民票画像の読み込みが、何度トライしてもできません。
    iphonだからダメなのかな?
    もう、郵送でお願いしたいです。

    みずみず 女性 50代
  • 匿名 says:

    マイナンバーで公金受け取り口座登録させたのは、こういう時のためだと思うが、なんで個別に申請をさせるのが全く理解できない。

     男性 40代
  • 匿名 says:

    3人育てながら共働きです。4月以降に都内に転入しました。

    上2人が小学生のため、前住んでいた県では3人目の末っ子の保育料に月8万以上かかっていたのが、23区内では第三子として認定され、保育料も無料。とてもありがたいです。月8万は厳しかった…。しかも今後は第二子も無料になるみたいですね。都内での子育てなら4人目出産への希望も持てます。

    一方で、困窮するの目に見えてるから子どもは生まないと言っている同級生もたくさんいるので、できる政策はどんどん進めてほしいです。まずは東京都が先陣切って頑張ってください。

     女性 30代
  • 匿名 says:

    オンライン手続きは、入力項目が多く、証明書の画像アップロードなどもあり、複雑でとても手間がかかりました。マイナンバーカードがあるのに証明書としてしか使えないのはなぜですか?マイナンバーカードが無い人にだけ申請してもらえば良いのではないですか?

     女性 40代
  • 匿名 says:

    マイナンバーカードなんのため?
    なにも学ばない国。

     男性 30代
  • 匿名 says:

    老齢/遺族/障害年金は「受給世代」の給付を「現役世代」が納付して負担している。
    このような若者対象給付は「自身(現在)」の給付を「自身(将来)」が納税して負担をする。
    ただし「給付額<納付/納税額」という図式が例外なく確定している。

    国民負担率を考えると生まれた時点で債務の押し付けで人生詰むとかにならなければ良いが・・・

  • ぽよさん says:

    高3の子供がおります。1年分ですが大変助かります。

    他の方も言われてますが、マイナンバーカードのキャンペーンの際に銀行口座を紐付けさせてましたが、こういう時の為ではなかったんですかね。年齢も分かりますし。申請しないといけないとは、何のために口座番号必要だったんでしょうか?

    ぽよさん 男性 40代
  • みー says:

    TRUSTDUCKのアプリでの認証がうまくできず、マイナンバーでなく本人確認書類写真での申請にしたら、とても煩雑で途中で諦める人がいそうと感じました。
    どうぞ、すべての子どもたちに行き渡りますように。

    みー 女性 40代
  • 未来の子供達のために says:

    いまの子どもたちが、わたしたちを支えてくれます。
    これで出生率が上がるとは思いませんが、高齢者だけでなく、子どもたちにもっとお金をかけてもいいと思います。
    給食費などの身の回りのことに使うのも勿論ですが、教育にも力を入れないと国力が下がります。

    未来の子供達のために 女性 50代
  • けい says:

    ありがたいです。子供達に主旨と申請方法も説明します。いつかあなた達に子供ができたときのため、国と自治体は子供を大切にする未来を作ろうとしているんだよ、と教えます。

    けい 女性 50代
  • えりか says:

    不妊治療中です。少子化対策の一部として、助成金もなんとかしてもらいたいですね。

    結局、自然に出来ないのなら人工受精、体外受精と多額のお金と時間が必要なります。一部の助成をうけられますが、経験者から聞くところによると、面倒な申請して受理されたあと、助成されるのは半年~1年後。妊娠した後、出産費用などを考え…十分な貯蓄がなければ、怖くて治療ができませんよね。おまけに婦人科に掛かるのはお高い。

    でも、やはり子供はほしいと思うので、お金貯めて、ギリギリの貯蓄をして、仕事を辞めてアルバイトをしながら、治療に挑んでおります。もう少し、申請と助成の受け取りがクイックに出来れば、本当にありがたいです…

    それと、月5000円の手当てはどうなんだろ?!と思います。への役にも立たないとおもいます。だったら、小学校で掛かるお金や中学校で掛かるお金を無償化にしてあげたほうが助かるのでは??(給食費や積み立て金や学校で買わなきゃいけない物などなど)

    結局、みんな不安なんですよね。
    50、60代は老後が不安でしかたないし、私達世代は子供を抱えて育てられるのか?育てているけど、何かあったら貯蓄もなく不安…家を買うどころじゃありません。老後の不安さえありますからね。この不安は一生あるんだろうなって思います。

    えりか 女性 30代
  • 出生率、本当に上がりますかね? says:

    お金出せば出生率本当に上がります?

    結婚する事自体個人の自由に委ねてますし、女性が仕事を持つ事を推奨し、妊娠によってキャリアの中断があるから仕事を任せられないと評価し、男女差の無い教師さえ担任が出産で変わるだけで無責任だと保護者の親は糾弾する。

    出生率が高かった時代は結婚する事や子どもを持つことへの幸福観や社会的圧力があった。この価値観が個々の自由と引き換えになった今となってはもう不可逆的なんです。もう後戻りしない。

    個人的には、子どもを持つ事で人生が豊かになったと思うので、世間の若者にも子ども1人は持って貰いたいし、文字通り”かけがえのない愛”がどういうものか、知って貰いたい。しかし子どもを持たないと分からない感覚だと思う。

    しかも、第一子を40歳になって初めて持つ、では出生率は上がらないんです。若者に先ず第一子を持ってもらわないと、第二子、第三子に繋がらない。

    子育てのしやすさと育て易さ、そしてキャリアの継続し易さ、学業の継続のし易さ。その前に結婚してもらわないと、安心して子どもを持つ事に繋がらない。政府の読みは40年前から甘いよ。

    出生率、本当に上がりますかね? 無回答 無回答
  • 匿名 says:

    >税金は平等に使われるべき。昨今子育て世代ばかりに配るのはどうかと?コロナ禍、物価高、年金勝手に短くされてで困ってる人はたくさんいるのに。私達世代は払うだけ払って子育て世代の時も家を建てる時も今も何も支援ありませんでした。

    出生数が激減している中、あなたのような考え方を持つ方が本当にいらっしゃるのですね。とても驚きました。
    未来の日本のために、少しでも子育て世代への支援を増やして欲しいと思います。

     男性 20代
  • 匿名 says:

    >私達世代は払うだけ払って子育て世代の時も家を建てる時も今も何も支援ありませんでした。

    同じ50代として恥ずかしく思います。同じように子育てしてきて辛いと感じていたなら、今の子育て世代の「辛さ」が少なくなることに対して何故良かったねと思えないのでしょうか。子育て以外にも学習、研究、勤労など国にはどんどん若い世代に投資をしていってもらいたいものです。

     男性 50代
  • 匿名 says:

    50代の方の否定的な考えみて私も非常に悲しく思います。お気持ちはわかりますが、インフレも子育てのタイミングと被ってないし、若い世代よりも年金受給率も高いと感じるのになと。私自身も含めみんなそうなるのは仕方がありませんが、もらえないところばかりに目を向けてしまっている気がします。義母も自分が子育ての時は育休なくて大変だけど、仕事と子育て両立している女性が多い現代の子育て世代の生産性があるから年金もらえるのよねといってくれてたので、同じ50代でも考えはそれぞれですよね…

     女性 20代
  • うめサワー says:

    まずは国会議員の削減を!
    私達の世代は子供の人数が多かった事もあり、受験は過酷、私自身は大学生の頃から税金を取られています。会社ではリストラもありました。子育て世代を否定しているわけではありません。我が子達は産まれた時から膨大なお金がかかっています。親世代がこんな状況なので少子化は仕方ないです。これから大学・専門学校進学予定の子達にも還元してほしいです。

    うめサワー 女性 50代
  • まゆ says:

    これまた夫の口座でしょうかね?
    コロナ支援金もまとめて夫に支払われてしまった為1円も貰えてません…

    まゆ 女性 30代
  • 匿名 says:

    子育て世代への支援について、50代がそれに否定的なコメントをみて、非常に残念に思います。恐らく高齢者も同じ考え、日本の発展、未来ではなく、自分達のことしか考えていない。

     男性 30代
  • みー says:

    税金は平等に使われるべき。昨今子育て世代ばかりに配るのはどうかと?コロナ禍、物価高、年金勝手に短くされてで困ってる人はたくさんいるのに。私達世代は払うだけ払って子育て世代の時も家を建てる時も今も何も支援ありませんでした。増税ばかり。政府は道路整備や、文通費など支出の見直しや議員数削減をまずするべき。国民にばかり痛みを求めないでほしい。

    みー 女性 50代
  • 匿名 says:

    マイナンバーで確認できることを申請しないと受け取れないってなんなんでしょう?
    口座と紐つけて自動的に支払うとかできないんですかね?
    手続きが負担でできない人もあるだろうし、その手続きを受理するための人件費無駄な気がしますが。

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