フリーランスで働く母親のリアルを伝えます 十人十色の人生を本にするプロジェクトが進行中

(2020年11月21日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
写真

「クリエイター集団フラーレン」のメンバー=フラーレン提供

 フリーランスで働く母親たちの「リアル」を伝えたいと、デザイナーやイラストレーターら17人でつくる「クリエイター集団フラーレン」が、メンバーの仕事や人生についてまとめた本を制作している。当初は仲間内での配布を考えていたが、十人十色の生き方が、働くことを考える多くの人たちの役に立つのではないかと、クラウドファンディングによる刊行を目指している。

働く母親が少なかった頃から助け合い

 メンバーは主に50代。働く母親がまだ少数派だったころ、インターネットのコミュニティーサイトで出会い、情報交換などで助け合ってきた。子育てとの両立のため会社を辞め、フリーになった人が多いという。2010年に「一緒に仕事をつくろう」とフラーレンを結成。起業者向けのロゴ制作やちらしデザインなどを共同で行う仕事を生み出したり、東日本大震災のチャリティーイベントを開いたりしてきた。

 本は結成10周年を記念して企画。メインはインタビューで、制作チームの4人が他のメンバーに

・職を選んだきっかけ
・子どもがいてよかったこと
・フリーランスとしてのモットー
・仕事の取り方
・時間管理

―など、さまざまな話を聞いた。スキルの磨き方や会社設立によるメリットなど具体的な話も盛り込み、イラストや写真も豊富という。

「子どもがきっかけで仕事が広がった」

 制作チームリーダーでカメラマンの渡部瑞穂さん(53)は「フリーランスの人生は、それぞれ波瀾(はらん)万丈。子どもがきっかけで仕事が広がったというエピソードが多いのも面白い」。出版プロデューサーの越智直実さん(58)は「決して楽ではないけれど、そこそこ楽しくて面白い。コロナ禍で働き方が問われている今、会社員ではない、こんな人生もあるんだと知ってほしい」と話している。

 本はB5判88ページ。一般発売の予定はなく、クラウドファンディングサイト「モーションギャラリー」で支援をした人に贈られる。12月10日までに目標金額50万円に達しなければ、刊行せず、支援者に返金する。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2020年11月21日

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