都内公立校の臨時教員が見つからない 半数は本来選考と違う「名簿外」…校長が元教員を探しているのが実情

土門哲雄 (2021年11月19日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 東京都内の公立小中学校や高校などで産休・育休を取得する教員の代わりに都が臨時で任用した教員は昨年度、教員全体の6%に当たる3636人で、このうち約半数が本来の選考を経ていないことを、都教育庁が18日の都議会文教委員会で明らかにした。なり手不足が主な要因。校長らが自ら、教員免許を持つ元教員らを探して都教委が任用しており、学校現場の負担増につながっている。

長時間労働が敬遠され、なり手不足

 教育庁によると、都は臨時的任用教員の名簿登載選考を毎年春に実施。合格した千数百人が名簿に載り、原則としてこの中から臨時教員を採用している。ただ、校長らが名簿を基に声を掛けても、勤務地や仕事内容などを理由に断られるケースも多い。このため校長らが自ら、都教委や地域の情報を基に名簿外の臨時教員を探している。

 通年の特別認定制度として認められているが、例外的な措置。文教委で谷村孝彦都議(公明党)が「多忙な学校現場の負担軽減は急務。例外の特別認定が約半数に上り、実際はコネになっている。ダブルスタンダードでおかしい」と指摘した。

 なり手不足は長時間労働が報じられていることなどが一因。都側は「実態として名簿登載選考の応募者が少ない。現在の任用方法のあり方を精査する必要がある」と話した。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年11月19日

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コメント

  • 匿名 より:

    教員の待遇が劣悪だと気づいたのはいつ頃だっただろう?それまでは小学生を教えるのもいいなと思う事もあったが、気づいてからはさっさとその考えは捨てました。やめといてよかったです。
    正規職員でも待遇が酷そうなのに、臨時職員はどれだけ酷いんでしょう?国は真剣に考えないと本当に教師になる人いなくなる→子どもがまともに育たない→亡国の一途を辿ると思います。

  • 匿名 より:

    学校管理職です。特認で一から探すのは非常に大変です。副校長の負担となっています。そのためどうしても教員間の情報が頼りとなります。特に前任校で校長の評価が高い代替教員はやはり魅力的ですし、信頼できる人が太鼓判を押す人材は安心です。名簿に載ってる人も多くは、来年もう決まってます、と言われてしまいますし。
    ワンスタンダードにして、教員採用試験の受験者から臨時採用分も確保しようとしたら、その人たちに4月ギリギリ、もしくは4月過ぎまで待てと言わざるを得ません。しかも基本1年間の雇用ですし、中には年度途中に育休明けでそこまでの雇用となるパターンもあります。
    特認が半数になるのも数だけ見ると課題感ありますが、そうならざるを得ない背景をよくよく鑑みてもらいたいとも感じます。

  • 匿名 より:

    かつて教員を目指していた者です。
    臨時教員をする中で感じたことは学校という職場は管理職次第でブラック企業になることを感じ、正規教員を目指すことはやめました。
    また、部活動の正顧問をしていたときは年間休日は10日もありませんでした。
    体を壊してしまった経緯もありまして自分は非常勤講師があっていると思い数年前から非常勤をしていましたが昨年からの働き方改革の影響で月給制だったお給料もアルバイトのような時給制に変わってしまい、夏休みは無給となってしまいました。祝日が多い月は給料も自動的に減ってしまうため私は公立高校から去ることを決めました。今は私学で月給制の非常勤講師をさせていただいているので幸せに働けていますが今後公立学校の臨時教員はますます担い手が減ってしまい一番の被害者は子供たちだと思います。産休の先生や単位数の補充の関係で臨時教員は必ず必要な仕事です。働きやすい待遇に少しでもなってくれることを願っています。

  • 匿名 より:

    教員が足りていないというのに、教員採用試験においての採用数は減少。研修のない産休代替や講師を児童生徒に割り当てて、東京都の教育水準を保ち、更には高めるという本当に意識を感じられない。

  • 匿名 より:

    現在、臨時職員で働いています。担任として2年間働きました3年目の今年は担任をはずしてもらえましたが、公務文書は、重たいものです。給料は、正規の人よりも何割かは少ないですが、やってる仕事は正規の人と同じもしくはよりたくさんしてるかもしれません。中学のため部活の主顧問もしています
    時間外の仕事は当たり前です

  • 匿名 より:

    元教員30代女性です。現在1歳児の保育しながら、在宅と出勤を組み合わせた働き方を調整している最中です。
    教員の臨時任用があることは知っていますが、専門職であるにも関わらず一般のアルバイトと時給が変わらない・担任にもなろうものなら安い上に重労働・塾講師始め似たような職種で条件のいい仕事が他にあることから、公立の臨時教員をしたいとは思いません。たとえ名簿登録してもいつ声がかかるかわからないので、結局他の仕事を入れてしまうと思います。選ばれる仕事ではなくなってきていると考えます。
    教育に係る予算不足が原因だと思いますが、仕組みが時代に合っていないのではないでしょうか。

  • 匿名 より:

    都内公立小学校で勤務しています。
    記事の通り、現場では臨時教員の確保が大きな問題となっています。
    特に近年若手教員が増えていることから、産休・育休取られる方が多くいます。また、臨時教員だけでなく、プールの補助員や介助員なども学校が探すので人材確保は困難を極めています。自分の現場ですら大変なのに、知り合いの複数の教員からも誰かやってくれる人はいないかと頻繁に連絡が来ます。結局教員が見つからず、副校長が替わりに入るなど現場でやりくりしています。
    今回こうして記事にして頂き、ありがたいです。ここから改善のムーブメントが起こることを期待しています。

  • 匿名 より:

    代替雇用の殆どがただの非正規雇用より条件が悪いから成り手がなくて当然。
    穴が空いて困窮しているのは雇用側で求職者ではない。
    過酷な業務内容であれば尚更だし、有資格者であってその職から離れているにはそれなりの理由があるのだから、そういう人間にも魅力を感じさせる雇用条件を提示しなければ人材を確保できなくて当たり前。
    本当に求人側の勘違いが甚だしすぎる。

  • 匿名 より:

    実際に現場にいます。自校では産休が4人いて、講師がずっと決まらない状態が続いていました。コネを使って何とか見つけたものの、講師は副担任業務はできず、もとからいた教員の負担は増えるばかりです。

  • 匿名 より:

    私は、中学と高校の教員免許を持っています。時間講師の東京都教育委員会の名簿に登録されていますが、臨時教員が足りないとは知りませんでた。臨時教員の名簿に登録するにはどうしたらいいか調べてみようと思いました。臨時教員が足りないのならば是非、臨時教員として働きたいと思いました。

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