〈えほん〉「けがをした日」作・エンマ・アドボーゲ 訳・菱木晃子
長壁綾子 (2025年9月3日付 東京新聞朝刊)

(長壁綾子撮影)
木曜日の休み時間。ぼくたちは校庭のすみの卓球台で遊んでいた。ラケットはないので、おいかけっこをし、上に乗った子がだじゃれで盛り上げるきまり。
今日は僕の番。調子に乗って、体をくねらせ、思い切りジャンプ。ドン! 台から落ちてしまった。
大きな音を聞きつけて、ほかの学年の子や先生、ハトにまで囲まれる。左ひざからは血があふれ…。
けがはしたくないけれど、注目されてちょっぴりいい気分。興味津々な子どもたちの姿が「あるある」と思えるスウェーデンのお話。
1760円。ブロンズ新社=電話03(3498)3272。
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