横浜市鶴見区に児童相談所が2026年4月オープン 神奈川区も担当 落ち着ける部屋など心を和らげる工夫
神谷慶 (2026年3月22日付 東京新聞朝刊)
横浜市で5カ所目の児相となる「東部児童相談所」が4月1日、鶴見区生麦に開所する。中央児童相談所(南区)が担っていた鶴見区と神奈川区を受け持ち、増加する児童虐待への相談・通告に機敏に対応できる支援を目指す。

4月に開所する「東部児童相談所」=いずれも横浜市鶴見区で
「司法面接」前に落ち着ける場を
児相は18歳未満の子どもの虐待、障害、非行といったさまざまな課題の相談に応じ、専門的な調査・判定・支援の他、一時保護も行う。このうち市内児相による2024年度の児童虐待対応件数は9365件で、14年度(3617件)の2.5倍超に増えており、今回の新設を決めた。
東部児相は鉄筋コンクリート造地上4階建て、延べ2634平方メートル。整備費は概算で21億円。児童福祉司や児童心理司、児童支援員や保育士、事務職員ら100人体制で動く。子どもの心を和らげる工夫として、生活の場である一時保護所をはじめ、木目調の内装を多用。司法手続きを想定して性的虐待などを受けた子の供述を聞き取る「司法面接」に使う部屋には、気持ちを落ち着ける「前室」を市内で初めて設ける。高速道路がそばを通るため、建物の防音性や換気性も高めた。

心理療法に使う遊具を置く「遊戯療法室」
地域に受け入れられ、建設できた
建設地は、消防団の器具置き場が隣接する市有地。日常的に団が訓練に使っていた場所だが、整備に理解を示してくれた。消防団や自治会関係者ら50人が駆けつけた15日の開所式で、市こども青少年局の深海淳一郎担当部長は「南区に出勤してから鶴見区と神奈川区に出張していた職員には、もっと近くで支援したいという思いがあった。地域の方に快く受け入れていただけて非常にありがたい」と謝意を伝えた。
来所による相談は電話予約制で、受付時間は平日午前8時45分~午後5時。問い合わせは4月以降に東部児相=電話045(633)4720=で受け付けている。
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