タミヤのロボットプログラミング教室が人気! 小学生向け、全国に続々
広田和也
模型メーカー大手のタミヤ(静岡市駿河区)は、小学生向けのロボットプログラミング教室「タミヤロボットスクール」を全国各地で4月から開いている。プログラミングを通じて、プラモデルなどの魅力を知ってもらい、大人になっても模型に親しんでもらう狙いだ。
年間24回 考える力を身につける
教室はフランチャイズ方式で、プログラミング教育事業を手掛けるナチュラルスタイル(福井市)と共同で運営する。年間24回の講座を通じて、模型の魅力や自ら考える力を学ぶことができる。
タミヤの工作セットを使い、ロボットの動きを自由に設定できる「ロボットプログラミング」コースと、改造も学べる「メカニック」コースの2通りを用意している。
ロボットプログラミングコースでは、戦車のように前後に動くロボットを組み立てた後、キーボードでロボットをどう動かすかを制御する方法を学ぶ。メカニックコースでは、組み立てたロボットをさらに自分のアイデアで改造して、競技や、ロボットを使った仲間との共同作業を楽しめる。
「うちでも…」予想以上の反響
開始当初は3年間で全国100教室の開設を目指していたが、「うちでも教室を開きたい」との声が殺到。開始から5カ月時点で、すでに全国25都道府県の74カ所に設けている。
営業課主任の石崎隆行さん(47)は「技術系の教育に関心を持つ親御さんが予想以上に多かった」と驚く。
人気殺到の背景には、2020年度から、小学校の授業でプログラミングが必修になることがある。タミヤはお膝元・静岡市の小中学校で11月に公開授業を予定する。
石崎さんは「想像したものを具現化する力は、生きる力につながる。受講生の中から、いろんな問題を解決できる発明家などが育ってくれれば、うれしい」と話した。
教室の開催場所などは「タミヤロボットスクール」のホームページで。
0
なるほど!
0
グッときた
0
もやもや...
0
もっと
知りたい