鎌倉市が出産直後の母親に配食サービス コロナ第6波に備え12月~来年3月 「里帰りできない」を想定

(2021年11月30日付 東京新聞朝刊)
 新型コロナウイルスの第6波に備え、神奈川県鎌倉市は12月から来年3月末まで、出産直後の母親が栄養バランスの取れた配食サービスを受けやすくする取り組みを実施する。感染拡大により、実家などから支援を受けづらくなった産婦を栄養面で支えるとともに、家事負担を軽減するのが狙い。

1食600~1000円 市のLINEで周知

 12月1日~3月末に出産した母親のうち希望者に、1食につき500円分の補助に使えるチケット30回分を配布する。産婦は配食サービス事業者が提供する、1食600~1000円程度の食事から好きなメニューを選び、差額分は自己負担する。家族の食事にも使える。12月中に申し込みや配食を始める予定。対象者に個別連絡はせず、子育て情報を伝える鎌倉市の公式LINEアカウントで周知する。利用者は100人程度を想定し、事業費は約150万円。

 鎌倉市によると、神奈川県内で初めての取り組み。冬場にかけて感染拡大した場合に、実家に里帰りできなくなったり、親が手伝いに来られなくなったりするなど、必要な支援を産婦が受けられなくなる可能性があるとして、実施を決めたという。近隣では東京都日野市が同様の事業を行っている。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年11月30日

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