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〈古泉智浩さんの子育て日記〉2・「2人目あるある」…申し訳ない!

  (2019年3月22日付 東京新聞朝刊)

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うーちゃん(右)に抱きつくぽんこちゃん。僕もよくキッチンで太ももに抱きつかれます

忍者のように巧みな動きの1歳児 

 うちには4歳の養子の男の子のうーちゃんと、1歳の里子の女の子、ぽんこちゃんがいます。

 ぽんこちゃんは最近歩き始めたと思ったら、どこまでもどんどん歩いてたくましいです。あまりに目覚ましい成長に面食らうほどです。椅子やベッドに全身を預けて巧みな体重移動でよじ登り、足から床にするっと下りる様子は忍者のようです。

片足をテーブルに掛けて…チラッ

 食事中はよく椅子の上に立ち上がって、立ちっぱなしで食べています。先日、家族でファミレスに行った際にも子ども用の椅子の上にずっと立っていました。立ちながら奇声を発し店内の注目を集め、しつけの行き届かなさがあらわになりました。これなら子ども用の椅子を用意してもらわない方が、まだ頭の位置が低くてよかったです。

 椅子から落ちて大けがをしないかとハラハラします。でも、無理に座らせてもすぐに立ってしまいます。テーブルにも上がりたがりますが、それだけはきつく叱ります。何度も叱るうちに、テーブルに上体を預けて、片足をテーブルのへりに掛けたところでこちらの顔色をうかがうようになりました。そこで「ダメだよ!」と強めに言うと「やっぱり無理か」というような表情で足を引っ込めます。何の駆け引きなのでしょう?

 「ママ」「まんま」「パパ」などの言葉も話すようになりました。「がっこ」は抱っこ、「あんまんまん」はアンパンマンです。

1人目とのあまりの違いに気づき…

 ただ、改めてぽんこちゃんのことを考えると、うーちゃんに比べて、ぽんこちゃんに何にもしてあげていないことに気づき、がくぜんとしました。「2人目あるある」なのですが、あまりの違いに申し訳ない気持ちになります。

 うーちゃんの2歳の誕生日には、僕は絵本を自作しました。主人公がうーちゃんで、その時にうーちゃんが大好きだったバスやパワーショベルや猫が出てくる他愛(たわい)のないお話ですが、文章を暗唱するくらい楽しんでくれました。誕生日には、その年齢で楽しめる傑作映画のDVDも買ってあげています。

 ところが、ぽんこちゃんの1歳の誕生日は、おしゃぶりをLサイズに新調しただけでした。親戚に女の子が多かったので、お古を大量にいただき、どこか色の抜けた洋服ばかり着ています。女の子なのにこんなことでいいのでしょうか。養子のうーちゃんを大事にし、里子のぽんこちゃんを粗末にしているわけではないのですが…。(漫画家)