〈中倉彰子さんの子育て日記〉2・どたばた結婚式

(2011年11月25日付 東京新聞朝刊)

中倉彰子さんの子育て日記

 先日の、ある晴れた休日。家族で主人の妹の結婚式に出席しました。

 式は屋外で行う「ガーデンウエディング」。私の娘2人といとこのユイの3人は、お嫁さんが歩くバージンロードにお花をまく「フラワーガール」を務めます。最初は緊張気味でしたが、お花をまき終えると、皆満足そうにニッコリ。

泥だらけ、行方不明…

 式の最中は奇跡的に静かだった1歳のシンも、式が終わると、「待ってました」とばかりに広い庭を走りだします。「新品の洋服を汚さないでー」という母の叫びもむなしく、ズボンはアッという間に泥だらけに。

 「あれ?」ちょっと目を離した隙に、今度は3歳のマキが行方不明に。慌てて親戚と一緒に捜し、ようやく発見。メークのお姉さんと話をしていたのです。しかも、母の心配をよそに楽しそうに。

 その後もハプニング続出で、目が回るような1日でした。思いっ切り楽しんだ子どもたちは、帰りの車の中でスヤスヤ。私もクタクタで、ウトウトとなったのは言うまでもありません(笑)。

お祭りで青空将棋

 次は、ある雨の休日。日本女子プロ将棋協会(LPSA)の近くの区民会館で、子ども向けのお祭りに参加しました。私は「青空将棋」のコーナーを担当。口の字に机を並べ、その中に私が入って(回転ずしの板前さんのイメージ)、同時に4、5人の子どもたちの相手をします。

 綿あめや焼きそばも出店していて大人気、将棋コーナーは閑古鳥。ガックリしていると「以前から将棋に興味があったんです!」と言うお母さんと小学生の親子が(ヤッター)。2人が席に座ると、それをきっかけに徐々に参加者が増え始め、私と妹の2人で3時間に40人の子どもたちと将棋を指しました。元気な子どもたちと、とても楽しい時間を過ごしました。

子ども語録

 毎回、子どもの面白トークを集めてみます。

 傘を持って「のりまきして!」とマキ。「?」。傘をクルクル畳んで、という意味でした。

 洋服屋で隠れんぼを始めた姉妹…。試着室のカーテンに隠れるマキ。「マキちゃん、そこはダメだよー」とマイ。そういう問題ではないのです。ここで隠れんぼがダメなのです!(プロ棋士)

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