埼玉県草加市の中央図書館に中高生の居場所「LIBCHILL」(リブチル)がオープン 自由にゲームやおしゃべりを

岡本太 (2026年4月2日付 東京新聞朝刊)
 中高生が放課後にボードゲームで遊んだり、おしゃべりをしたりと自由に楽しめる居場所「LIBCHILL(リブチル)」が2日、埼玉県・草加市立中央図書館の一室にオープンする。誰でも気軽に入りやすい図書館の強みを生かし、中高生に安全で安心して過ごせる交流の場を提供する。
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LIBCHILLでカードゲームを楽しむ高校生と運営スタッフ=草加市で

「これまでの図書館と違う」

 「えー、どうしよう」「それ、やばいねー」。LIBCHILLの仮オープン日となった3月下旬の平日午後5時すぎ。図書館2階の集会室には中高生など若者7人が机の上に広げたボードゲームを囲み、にぎやかな声が響いていた。

 「家、学校以外の新たな居場所って感じ。これまでの図書館と違って自由に過ごせるし、お金もかからないのがいい」。そう語ったのは市内の高校に通う遠藤颯人さん(17)。「知らない人同士でもあっという間に仲良くなれる。1人でも入りやすい」と笑った。

 LIBCHILLは、市立中央図書館2階の集会室を改装してオープン。広さ約50平方メートルで、テーブルや椅子があり、漫画やボードゲームを備える。横になってくつろげるマットのスペースもある。祝日を除く木、金曜の午後4時~7時半、市内外の中高生が自由に利用できる。「Library」(図書館)と「chill out」(のんびりくつろぐ)から命名。おしゃべりや飲食もできる。東京のNPO法人カタリバとともに仮オープンしながら体制を整えてきた。

 現在、中央図書館では市民1人当たりの年間資料貸出数が12歳以下は約6冊、23歳以上は約3冊であるのに対し、13~22歳は1、2冊にとどまるなど、若者の利用が極端に少ないという。図書館としてはLIBCHILLの取り組みを通じて、若者に図書館をもっと身近に感じてもらい、利用を促す。

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人気の漫画などが並ぶ室内

居場所がないと感じる人へ

 運営スタッフでは、既に大学生などのボランティア9人が登録。家に居たくない、学校の友達と合わないなど居場所に悩む中高生を受け入れるユースセンター的な機能も持たせる。

 運営ボランティアで独協大2年の吉田麻莉さん(19)は「私自身、中学時代に友達が少なかった。明るく、のびのびと自由に過ごせる場所にしたい」と話している。

 LIBCHILLについての問い合わせは、市中央図書館=電048(946)3000=で受け付けている。

元記事:東京新聞デジタル 2026年4月2日

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