不登校の子どもの学び舎「いろどり学園」さいたま市に開校 小中一貫型、対面とオンラインのハイブリッド

藤原哲也 (2026年4月7日付 東京新聞朝刊)
 不登校の児童生徒をサポートする文部科学省指定の「学びの多様化学校」の一つとして、さいたま市教育委員会は1日、小中一貫型の「いろどり学園」を開校した。子どもたちが通いやすいように6つのキャンパスを備え、対面とオンラインを組み合わせた全国でも先進的なハイブリッド型教育を行い、子どもたちの学ぶ権利を保障する。
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さいたま市立教育研究所内にある「岸町キャンパス」=いずれも浦和区で(市教委提供)

埼玉県に2校「学びの多様化学校」

 さいたま市教委によると、対象は市内で学校を30日以上欠席している児童生徒。市立教育研究所(浦和区)の一部に本校を設置し、教育相談室を活用して浦和区内に2カ所と緑区、岩槻区、見沼区、北各区内に1カ所ずつキャンパスを設置した。埼玉県内では川口市でも学びの多様化学校の市立芝園学園中学校が1日に開校している。

 いろどり学園の児童生徒数は転入学した131人(小学部48人、中学部83人)。教職員は41人でスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門の相談員を充実させて児童生徒をサポートしていく。授業参観や保護者会に加え、月1回ほど保護者同士の交流会を開いて悩みを共有し、保護者の孤立も防ぐ。

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子ども家庭総合センター内にある「あいぱれっとキャンパス」

 時間割は月、水、金曜に各キャンパスかオンラインで教科学習を行う。教科横断的な学習などに取り組む「未来工房」を木曜は必修、火曜は選択で実施。校外学習や修学旅行などもある。各学年の授業時間は通常の7割程度だが、国で定められた各教科の目標は網羅する。給食はないが、各キャンパスで持参した昼食を食べられる。

 開校式は児童生徒の生活の落ち着きを考慮して5月29日に開く。3月24日の定例記者会見で竹居秀子教育長は「いろどり学園が児童生徒にとって安心できる居場所となり、保護者にとっても気軽に相談できる場になるよう今後も体制を整えていく」と語った。

元記事:東京新聞デジタル 2026年4月7日

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