墨田区の小学生がカードゲーム開発 ”スカイツリーマン”とクイズ対決だ! 児童館や学童で遊べます
長竹祐子 (2021年4月24日付 東京新聞朝刊)
墨田区の子どもたちが区の名所や歴史、産業を題材にしたオリジナルカードゲームを開発した。考案した子どもたちが区役所を訪れ、山本亨区長に完成した作品を披露。すみだの魅力が詰まったゲームとなっている。
「未来の産業人を育む」墨田区が企画
墨田区は、ゲーム作りを通じて未来の産業人を育む取り組みとして、2019年11月から翌3月まで小学生対象のゲーム作り企画を数回実施した。のべ100人ほどの子どもたちが参加して、町工場や区の見どころを学んだ上で、グループごとにゲームのアイデアを考えて発表。好評を得た2チームのアイデアの製品化が決まった。
今春、クイズバトル形式の「スミダマスターズ」と、区内の名所などに出現する妖怪を封印する「SUMIDA KIDS-いけいけ すみだっこ-」が完成。区役所を先月末に訪れた子どもたちは、実際にゲームを広げ、遊び方を説明した。
区長からは「どんなことが大変でしたか」などと質問があった。
「スミダマスターズ」を制作したのは小山創楽(こやまそら)君(9)と柴草斗真(しばくさとうま)君(9)。「スカイツリーマン」や「向島百花マン」などのキャラクターが登場し、「隅田川にかかる橋の数は?」など、100問以上のクイズで闘う。
小さな子ども向けの簡単なバージョンも選べるよう工夫した。
取材に対し小山君は「絵を頑張った」、柴草君は「伝統ある墨田区について知ることができて面白かった」と、自分たちのゲームが製品化された喜びを話した。
ゲームは市販せず、区立児童館や学童保育などで遊べるという。
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