ランドセルでなくてもいいのかも…「リュック型」軽くて快適、価格も3分の1

(2018年11月3日付 東京新聞朝刊)
 子どもたちの体への負担が指摘されている「重すぎるランドセル問題」。教科書の重量化や、教材の増加などが主な要因だが、かばん自体を少しでも軽くする選択もあるのでは。ランドセルよりも軽いリュック型を採用している地域や学校もある。どんな良さがあるのだろう。
写真 リュック型の「ランリック」を使う藤田小学校の児童たち=埼玉県本庄市で

リュック型の「ランリック」を使う藤田小学校の児童たち=埼玉県本庄市で

軽くて体が動きやすい…遠足にも使える

 埼玉県本庄市立藤田小学校。下校時刻になり、黄色いリュックを背にした児童たちが校舎から次々に出てきた。児童120人余りの小さな学校だが、ほとんどの児童がこのタイプのかばんを使っている。3年生の女児は「ランドセルを使ったことがないから違いは分からないけど…。使いやすいです」と話していた。

 同校が「ランリック」というこの製品を採用したのは40年以上前。岡田正則校長は「地域で、すっかり慣れ親しまれています」と話す。重さは700グラム程度。本革で1400グラム、人工皮革だと1200グラムくらいのランドセルよりずいぶん軽い。

 荷物を出せば薄くなるので、ロッカーなどにしまう際に場所を取らないのも利点という。岡田校長は「動きやすく子どもの負担を軽くできる。遠足などにも使っています」と話す。

リュックが主流の地域も…背景に「軽さ」求める声

 全国を見渡すと、リュックがメインの地域もある。その一つ、北海道小樽市では市内のかばん店が1970年に発売した「ナップランド」が今も多くの児童に使われている。

 「小樽は坂が多く、冬は雪も多いので通学が大変。市内の学校の先生から相談を受け、先代が作ったものです」と、「バッグのムラタ」の村田達哉社長が教えてくれた。当時はランドセルの多くが本革製で、より軽いかばんを求める声から生まれたものだった。

 A4の教科書などが入るようにしたり、色の種類を増やしたりと、ランドセル同様、時代に合わせて改良しているが、今も「できるだけ余計なものを付けずにシンプルに軽くが基本」だ。全国からの問い合わせも増えているという。

価格も安い! 文科省は「通学かばんに定めはない」

 ランドセル工業会によると、ランドセルが日本で初めて使われたのは1887(明治20)年。今も大多数の児童にとっては、ランドセルが標準だ。最近は人気商品が売り切れる前に入手しようと、早ければ入学の1年近く前から準備する「ラン活」という言葉まで登場し、こだわりを持って選ぶ家庭も多い。ただ、文部科学省によると児童の通学かばんについて「定めはない」。

 リュック型が広く使われている京都府宇治市の教育委員会で働く瀬戸俊輔さんは、娘も隣の久御山(くみやま)町で「ランリック」を使う。「娘からは重くてつらいという話は聞かない。私自身は子どものころランドセルだったので最初は驚いたけれど、地域の保護者から『ランドセルでなくては』という声はあまりない。価格が(一般的な)ランドセルの3分の1くらいなのも保護者にはありがたい」と話す。

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  • 匿名 says:

    わかりやすいので、次回からまた使おうと思いました。ありがとうございます。

     無回答 無回答
  • 匿名 says:

    子供はランドセルは買わずリュックですが、400gほどです。
    ランドセルはクッション性など優れているとは思いますが価格も高い上に収納力はリュックに負けるかなと思います。

  • Pyonta says:

    Hawaii 在住
    私の子供達はてぶらです。学校に教科書、文房具、すべておきっぱなし。最初の日と最後の日だけはリュックをもっていきました。ウエットティッシュやペーパータオルなど全て最初の日に持っていきました。教室は先生が鍵を持っていて小まめにしめていました。教室によっては、外で靴を脱ぐクラスもあります。制服やランドセルなどの規制はありません。
    中学になると、リュックが重くなり全部のノートや文房具は持ち歩いていましたが教科書は学校でかります。コンピューターも学校で借りるのでもちあるくことは、ありません。家にない子は、家用に借りて家でも勉強できます。大学でも学生には、無料でかしてくれます。

    Pyonta 女性 40代
  • 匿名 says:

    いいと思います

     無回答 30代
  • 匿名 says:

    次男が入学の時期で、ナップランドの存在を知り、学校に確認して、背負う形であれば、大丈夫との確認を取り、ナップランドを購入しました。現在3年生ですが、次男も喜んで、使っています。色も1色のタイプや2色のタイプもあり、バリエーションがあり選ぶのも楽しかったです。値段も皮のランドセルよりも何分の1かで済むので、経済的です。

      
  • 匿名 says:

    園児がいるためランドセル探しをしています。ここ数年各社から化繊ランドセルが発売されています。でも700g台は少なくて、1000g以上するものが多いんですよね。これだと合皮の軽いランドセルと変わらないので化繊の意味がちょっとみいだせない。無駄な装飾を一切なくして、できるだけ軽くしてほしいというのが親の気持ちです(あと防水加工は必須)。強度については700グラムのリュックが6年間無傷で使えるなんて、はなから期待してないので気軽に買い替えてもいいと思っています。こう書くと「ものを大事にする心が育たない」などとおっしゃるランドセル肯定派がいるかもしれません(化繊のランドセル発売の記事がニュースに出たとき、たくさんのランドセル肯定派のコメントがついていました…)が、ランドセルってそんな大層なものですかね?大人の幻想を子供になすりつけないようにしたいですね。極端な話、化繊リュックを2〜3個用意して荷物の量で選んでもいいですし。つまり、大人が普段使いのバッグを選ぶように気軽に買えるものであってほしいと思っています。中学生や高校生は化繊リュック使用で、小学生だけ重い硬いランドセルを持たせるのは非常にナンセンスです。あと、新1年生はランドセルに黄色いカバーをつける風習があるじゃないですか?あれのおかげで「かぶせ型」でなくてはいけない呪縛もありますよね?どうにかなりませんかね、あの風習。かぶせがあるおかげで重量が増えてるんですよ。
    近年はランドセル自体に装着するバッグもたくさん発売されています。正直不格好です。でもそのくらいランドセルは収納力がないのです!収納力がない重いランドセルを背負って、両手に手提げと巾着袋を持って歩くのがおかしいことなんだと大人も子供自身も気付いてほしいです。だって、登山するとき、荷物はすべてザックに入れますよね?

      
  • 匿名 says:

    国語の授業だったので役に立ちました

      
  • 匿名 says:

    で、なんでヘルメットなのでしょうか??毎日非常事態ですね。せっかくリュックが軽くても頭が重くては仕方ないでしょう。

      
  • 匿名 says:

    来年小学生になる孫がいます。娘は海外飛び回って仕事しております。ランドセル、バーバがお祝いにとメールすると、いらないと返事が。
    私もランドセル反対ですよ。地域で違うんですね。ついでに制服反対。ランドセルと一緒で、高い学校で着替えないから不衛生。みんなで考えていきましょう。

      
  • 匿名 says:

    毎日全教科予習復習をすることはないのですから、必要な教科書とノートだけを持って帰り、それ以外は学校に置いていく方がいいと思います。高校生でも、10kg超えの荷物はしんどいです。私が子供の頃、国立の付属小学校が、これを始めたはずですが、いまだにあまり普及していないのは何故なんでしょうか?

      
  • 匿名 says:

    いいね

      

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