パパ記者通信(6)なぜだ。3歳娘が「ママがいいの!」と言うようになった

佐野周平 (2017年5月26日付 中日新聞朝刊)
子育て世代がつながる

 「パパじゃない、ママがいいの!」。ここ最近、娘にこんな言葉をよく浴びせられる。おむつ替えや歯磨きの仕上げなど、私が身の回りの世話をしようとすると、激しく抵抗してくる。昔は私でも平気だったのに…。

 中でも、2人でお風呂に入るのを泣いて嫌がられた時は戸惑った。生後数カ月の娘を初めてのお風呂に入れて以来、仕事で時間が取れない日を除き、娘のお風呂担当を務め上げてきた。理由を聞けば、「パパと入るのは恥ずかしい」。当初は納得できず、娘に真意を問い詰めていた。

 育児の大半を妻に頼る中、できることは手伝おうと努めてきた。こんなことでへそを曲げるのは大人げないと分かっていても、今までの積み重ねはなんだったのかと、すぐには割り切れなかった。

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冷たくされることも多いが、悲しいかな、遊びに誘われると喜々として乗ってしまう

 静岡県牧之原市子育て支援センターの保育士小沢裕美さん(52)によると、3歳は自我が芽生え始める時期らしい。「自分の希望を主張するのは、発達の過程で自然なこと。子どもの気持ちを尊重してあげて」と諭された。

 かといって、遊ぶ時には妻より私をまず誘ってくることが多い。「すみ分けしているのは、状況に合わせて考えている証拠」と小沢さん。娘にいいように扱われているなと感じる時も多々あるが、これも父親の宿命か。

 今後も娘の予期せぬ変化に戸惑うことがあるだろう。過敏に反応せず、広い心で受け止めてあげたい。心配性なので、簡単ではないだろうが。

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