子どもの発達の多様性を知ろう 感じ方の違いがわかる「いろんなカタチ展」 鎌倉で21日まで

石原真樹 (2021年11月12日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
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展示の内容を日々アップデートしているという小宅さん(右)と細田さん

 物事の感じ方や考え方の違いを知り、互いに尊重する関係性をつくるヒントをちりばめた展示会「いろんなカタチ展」が神奈川県鎌倉市で開かれている。色を塗って自分の特徴を知る簡単なワークがあるほか「先の見通しを立てづらい」「暑さ寒さを感じにくい」など、苦手なことを補うのに便利なグッズも展示されている。21日まで。

その特徴を持つ人が、どんな対応なら安心できるのか

 子どもの発達の特性や困り事などをイラスト付きで紹介する冊子「いろんなカタチ新聞」を昨年度まで鎌倉市で発行していた母親5人のグループ「いろんなカタチ鎌倉」が、星山麻木・明星大教授の協力を得て開催した。

 展示は参加型にこだわり、会場入り口近くにワークを用意。「いろんなことに興味がある?」など、当てはまる質問の色を風船に塗っていくと、一人ずつ違う風船の束ができる。続く展示で「きっちりしていて繊細」「心やさしいあわてんぼう」など、各色が示す特徴を紹介するほか、その特徴をもった人が周囲からどんな対応を受けると安心できるのかも記されている。

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質問に答えて風船に色を塗っていくワーク=いずれも鎌倉市で

「なんで分からないの!」が「分からないんだな」に

 ほかに、先の見通しを立てるのが苦手な人に、状況をイラストで伝える際に便利な4コマノートパッドや、暑さ寒さを感じにくい人が目で見て温度を確認できる携帯用の温度計など、無印良品のグッズも並ぶ。グループのメンバーで新聞のイラストを担当してきた細田愛子さんが、星山教授の著書に描いた挿絵の原画もあり、細田さんは「自分も学校や子育てがしんどかった時期があった。そういう子やお母さんの気持ちを絵で代弁できたら」と話す。

 小宅(おおや)まどか代表は「それぞれの違いが分かると『なんで分からないの!』が『分からないんだな』に変わり、傷つけ合わなくなる。違う色の人同士、うまく折り合いを付けるきっかけになれば」と願いを話す。

 小町一のMUJIcomホテルメトロポリタン鎌倉内の展示スペースで、午前10時から午後7時まで。無料。14日には星山教授の講演などがある(残席少数)。申し込みなどはホームページで受け付けている。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年11月12日

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