〈えほん〉「ぼくの ほしい じかん」文・ルイジーナ・デル・ゴッボ 絵・ソフィー・ファトス 訳・のがきみき
長壁綾子 (2025年10月1日付 東京新聞朝刊)

(長壁綾子撮影)
「こんなじかんがあったらいいな」。男の子は朝早くから、夜眠りにつくまでいろんな時間を空想する。
朝はのんびり過ごす、「ゆっくりなじかん」。学校までの通学路は周りを見ながら歩きたい「のびのびじかん」。「じかんはぜんぶぼくのものだ」と、笑って遊んで、よく聞いて理解できる「じぶんのじかん」。
色鮮やかなイラストと、歌うようにリズミカルな文章が心地よい。どんな過ごし方もすてきだと伝わってくるイタリア生まれの絵本。忙しい子どもと一緒に読みたい1冊。
1980円。工学図書(山烋(さんきゅう)のえほん)=電03(3946)8591。
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