〈えほん〉「あと2時間で新年です~ちょうのもようのかさとイランの子どもたちのおはなし~」文・ファルハード・ハサンザーデ 絵・ガザーレ・ビグデルー 訳・愛甲恵子

(2025年6月18日付 東京新聞朝刊)
写真

(長壁綾子撮影)

 街は人や車であふれ、新年を祝う準備で大忙し。髪を切ってもらう順番を待つアルダラーン。新しい服を取りに仕立屋さんのベルを鳴らすアトゥーサー。花を売りたいアリーとマリヤムのきょうだい。

 4人の子どもは「年越しの時間までに帰ってきてね」と言われたけれど、それぞれの理由で足止めに…。

 イランの新年「ノウルーズ」は、西暦3月21日ごろの「春分」に始まる。太陽が春分点を通ると新年で、時刻は毎年変わる。新年への期待や不安が入り交じった奇跡の物語。子どもたちの表情からドキドキ感が伝わってくる。

 2420円。トップスタジオHR=電03(4531)9860。

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