都営三田線の新型車両「6500形」大迫力のドッキングをこども記者が取材 洗車は車内から!【都営交通×東京すくすく 夏休みわくわくキャンペーン】

大島晃平

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 親子が新聞記者の仕事を体験する「都営交通×東京すくすく 夏休みわくわくキャンペーン」の第1弾・都営地下鉄編が8月5日、東京都板橋区の志村車両検修場で開催されました。子どもたちは「こども記者」の腕章を着け、三田線新型車両「6500形」の車体と台車のドッキング作業などを見学。普段は見学できない現場を取材しました。

25tの車両がUFOキャッチャーのよう

 都内在住の小学生の親子9組18人が参加。体験は2部構成で行われ、午前中は低学年、午後は高学年が、検修場副場長の案内を聞きながら場内を歩きます。取材のアドバイス役として、地下鉄の路線図を眺めるのが趣味の東京新聞経済部の大島晃平記者も同行しました。

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志村車両検修場に入るこども記者たち

 見学の目玉は、5月に運行を開始したばかりの、三田線では22年ぶりとなる新型車両「6500形」。午前の部では、完成したばかりの6500形車両を車輪が付いた台車にドッキングする作業を見るため、工場に入ります。子どもたちが見学場所に到着した時、十数人の作業員は円になって安全確認の打ち合わせ中。副場長は「チームワークが大切な仕事なので、必ず作業前に全員でミーティングをします」と子どもたちに伝えました。

 ドッキングが始まると、約25トンある6500形車両が巨大なアームで工場の天井近くまでつり上げられます。UFOキャッチャーのようなアームがついたクレーンには天井付近に運転席があり、多くの親子が「あんなところに運転士さんがいる」と指さしています。子どもたちは目の前まで近づいてきた車両を見上げ「うわあ、すげー」と大興奮。電車が好きな子が多く、付き添いの保護者に「ここの写真撮っておいて」と何度もお願いしている子もいました。

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車両が台車とドッキングする様子

 子どもたちは新型車両の運転席にも入り、副場長からブレーキの操作やドアの開閉ボタンの説明を熱心に聞きます。板橋区の3年生、種子田依里(たねだ・より)さんは「窓が大きくて前が全部見えた。ボタンがたくさんあって面白かった」と話し、聞いた話を熱心にメモしていました。

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新型車両の内装のこだわりについて説明を受けるこども記者

特別な電車で検修場へ 洗車に歓声!

 午後の部は検修場近くの三田線高島平駅に集合。この日のために特別に運行された電車に乗って検修場に向かいます。子どもたちは車内で、運転士から速度制御の仕組みなどを聞きました。

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この日のために特別運行された電車

 電車は検修場内の洗車設備も通過し、水が窓にかけられる様子を車内から見学しました。洗車が始まった瞬間、子どもたちから一斉に上がる「おー!」という歓声。ゆっくりと前から後ろに移動する洗車ブラシを見て「すごい、すごい」と飛び跳ねながら喜ぶ子もいます。

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電車の中から洗車を体験

 子どもたちからは見学中、多くの質問が上がります。「1つの車両を造るのに何日かかるのか」「新型車両の寿命はどれくらいか」といった質問のほか、速度制御装置の製造会社名を聞く子に副場長は笑顔で対応してくれました。子どもたちの専門的な知識に保護者も驚いた様子です。

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電車の車輪について説明を聞くこども記者

 見学後は、低学年は絵日記に、高学年は壁新聞に取材の成果をまとめる時間です。「みんなが見聞きしたことと、見学して感じた気持ち両方を書いてね」という記者のアドバイスを受けて進めます。

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低学年の子は見学した内容を絵日記に

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高学年の子は、見本を参考に新聞のレイアウトにチャレンジ

 手描きのイラストを添える際は、撮影した写真やパンフレットを見ながら、思い思いの電車を描き上げます。練馬区の4年生、下田壱颯(しもだ・いぶき)君は「検修場で見た、たくさんの機械を新聞にまとめたい」と笑顔で話し、壁新聞作りに集中していました。

取材のアドバイス役を終えて

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こども記者にアドバイスする大島晃平記者

 子どもたちの電車への思いは熱く、工場内の見学中には質問が止まらなくなる場面もありました。参加者に聞くと、最近はYouTubeで好きな電車の映像を楽しむ子が多いようです。そんな子どもたちにとって、普段見られないリアルな電車の姿を知った取材体験は一生の思い出になることでしょう。

 絵日記・新聞作りでは、多くの子が文章の書き方に悩んでいました。「最初は何を書いたら良いですか?」と書き出しで戸惑う子には、「いつ、だれが、どこで、どうした、から書いてみよう」とアドバイスすると、こつをつかんだ様子でさらさらと書き進めていました。私も普段記事を書くとき、一番悩むのは書き出しですが、記事を書くにもやはり基本が大事なのだと再認識しました。子どもたちにとって、自分の感想を言葉で表現する力を身につけるきっかけになることを願っています。

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