1万冊の本や絵本が自由に読めて、飲食持ち込みも自由 北区・十条駅前に区営の交流施設「ジェイトエル」がオープン
細川暁子 (2024年11月29日付 東京新聞朝刊を公開日に合わせ一部修正)
JR十条駅西口(北区)に12月1日、区営の多世代交流施設「ジェイトエル」がオープンした。1万冊の本を無料で自由に読むことができるなど、カフェのようにゆったりと過ごすことができる空間を目指している。
午前7時半~午後10時開館、区民以外も利用可
「十条」の「J」などをイメージして名付けられた施設は、駅前に新しく建てられた再開発ビルの3階と4階部分にオープン。区が約2年前から約7億7000万円をかけて整備した。各地で図書館サービスを手がける図書館流通センターが指定管理者として運営する。
2フロア合わせて約1500平方メートル。図書は大人向けだけでなく子ども向けの絵本も充実しており、ソファなどでくつろぎながら読むことができる。館内の本の貸し出しはないが、区立図書館で予約した本の受け取りと返却は可能。持ち込みの飲食ができるコーナーもある。
有料のクリエーティブルームには、3Dプリンターや大型ミシンなどを配置。マイクなどの音響設備がある音楽・動画編集室も有料で利用することができる。
11月24日には開設記念式典が開かれ、山田加奈子区長が「商店街や地域の方々とつながる拠点として活用していただけたらうれしい」とあいさつした。
開館時間は午前7時半(貸し出し施設は午前8時半)から午後10時まで。年末年始は休館。区民かどうかにかかわらず誰でも利用できる。
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