学校健診で「要受診」でも半数超が未受診だった 歯科が68%でワースト…その理由は?

小川直人 (2026年4月4日付 東京新聞朝刊)

千葉県保険医協会が調査

 開業医らでつくる千葉県保険医協会は、2025年度学校健診後治療調査の結果を発表した。受診が必要とされながら受診していない未受診率は歯科、眼科、内科など全科目で5~7割弱に達している。受診が必要な要受診率は視力検査で30%、歯科で24%と高く、健康悪化が懸念されている。

写真 歯ブラシ

「理解不足」「共働き」「無関心」 

 調査は2年に1度。千葉県内の小中高校、特別支援学校1375校を対象に昨年9~10月に実施し、222校(16%)から回答を得た。

 未受診率は、歯科と、骨や関節などの運動器がいずれも68%で高い。視力検査が67%と続いた。最も低い耳鼻科でも50%。要因は保護者の「児童・生徒の健康への理解不足」が46%、「共働き」が32%、「無関心」が29%だった。

 視力検査の要受診率は前回(2023年度)からは4ポイント減少したが高水準が続く。歯科は、むし歯が10本以上など状態の悪い児童・生徒が「いた」と回答したのは24%で、前回から3.5ポイント悪化している。

「自己責任」にせず、環境整備を

 「ネット依存」の児童・生徒が「いる」と答えたのは、96校(43%)。影響の事例では「不登校、遅刻、体調不良」が31校、「ゲーム依存・無断課金」が7校、「SNSトラブル」が6校など。

 協会の担当者は「未受診を自己責任とせず、子どもの医療費助成の拡充など受診しやすい環境を整えることが大事だ」と指摘した。

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