「ながいきしてね」 孫が手作り「敬老の日新聞」 横浜など32家庭に届く
丸山耀平 (2019年9月17日付 東京新聞朝刊)
おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう-。敬老の日の16日、子どもたちが祖父母に感謝の気持ちを伝える「敬老の日新聞」が、神奈川県内外の家庭32カ所に届けられた。
祖父「お年寄りに優しく」 祖母「記念になりうれしい」
東京新聞横浜神奈川専売会が企画した。応募した子どもたちは、祖父母の好きなところや楽しかった思い出、メッセージなどをA4判の専用の用紙に書いて新聞を手作り。各販売店がラミネート加工して祖父母宅へ配達し、遠隔地には配達日指定で郵送した。
応募作品のうち、小学3年以下の部門で最優秀賞に選ばれた横浜市瀬谷区の瀬谷小2年佐藤真央さん(7つ)は、区内で別に暮らす祖父文雄さん(71)と祖母映子さん(67)へ、得意の似顔絵を描き「いつもありがとう」と言葉を添えた。
夏休みに動物園に連れて行ってもらったことや、七五三で一緒に写真を撮ったことが楽しかったといい、「長生きしてね」と2人に新聞を手渡した。文雄さんは「お年寄りに優しい子に育って」と願い、映子さんは「記念になる。本当にうれしい」と目を細めた。
今年で5回目を数える敬老の日新聞には、県内の28人が応募。小学4年~中学3年の部門は、同区の二つ橋小5年一川和香菜さん(10)が最優秀賞に選ばれた。表彰式は10月20日、同市中区のニュースパーク(日本新聞博物館)で開かれる。
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