家庭で眠る食品をひとり親家庭に 杉戸町の道の駅で「フードドライブ」スタート

浅野有紀 (2023年2月2日付 東京新聞朝刊)
 埼玉県杉戸町の道の駅「アグリパークゆめすぎと」(同町才羽)で1日から、家庭で眠る食品を募るフードドライブが始まった。道の駅の従業員や納入事業者らが対象だが、一般からの寄付も町役場などで募っている。

一般からの寄付は役場などで受け付け

 食品ロス削減に取り組む県の呼び掛けに応じた明治安田生命保険埼玉本部(さいたま市大宮区)が、日ごろから連携する道の駅と取り組むことになった。ゆめすぎとには従業員や搬入に訪れる農家・業者が計約300人おり、多くの寄付が見込めるという。

 同所で寄付を受け付けるのは、(1)未開封、(2)賞味期限が2カ月以上残存、(3)常温保存可、(4)手作り品以外-の4条件を満たす食品。近隣住民からの寄付は、町役場の福祉課、子育て支援課、産業振興課と町社会福祉協議会の窓口で受け付ける。

 集まった寄付は、支援団体「すぎと居場所づくり応援隊」を通じて、希望するひとり親家庭に届けられる。明治安田生命保険の担当者は「道の駅をきっかけに、多くの中小企業に普及させていきたい」と話している。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年2月2日

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