角野栄子さんの世界を堪能「魔法の文学館」江戸川区に11月オープン 魔女の宅急便バスが10月から運行
加藤健太 (2023年9月21日付 東京新聞朝刊)
アニメ映画「魔女の宅急便」の原作者で、江戸川区で幼少期を過ごした児童文学作家角野栄子さんの作品や功績を紹介する「魔法の文学館」が11月3日、江戸川区南葛西7のなぎさ公園内にオープンする。館長には角野さんが就任する。区は、入館料や区民向け内覧会の概要、文学館の最寄りのバス停を通る路線バスのラッピングデザインを公表した。
事前予約制・区民は内覧会も
館長就任依頼を受けた角野さんは江戸川区を通じて「驚きに満ちた不思議な空間に読み出したら止まらない、わくわくするような本がいっぱい並んでいます。自由に選んで本と友達になって」とコメントを寄せた。
入館料は一般が700円、4歳~中学生が300円、3歳以下は無料。区民や区内に通学・通勤している人には割引がある。開館時間は午前9時半~午後5時半で、火曜休館。入館は予約が必要で、10月3日午前10時から文学館のホームページで受け付けを始める。
江戸川区民や区内に通学・通勤している人を対象に、内覧会を10月21~29日の4日間に開催する(定員に達したため、受付は終了)。
バス停名は「魔法の文学館入り口」
また、江戸川区は10月1日から魔女の宅急便などのイラストが描かれたラッピングバスを9台走らせる。デザインは区内にキャンパスがある東京コミュニケーションアート専門学校の学生が担当した。
最寄りのバス停の名称はオープン日以降、「南葛西第二小学校前」から「魔法の文学館入口」に変更される。路線バスを走らせる東京都交通局が協力した。
斉藤猛(たけし)区長は「文学館を進化させていくために意見をもらいたい」と「角野館長」への期待を寄せた。
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