八王子市に「日本子育て支援大賞」 都内自治体で初 妊娠期から切れ目ない支援「ネウボラ」充実

布施谷航 (2022年8月3日付 東京新聞朝刊)
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八王子版ネウボラの一環で行われている妊婦健診=八王子市提供

 東京都八王子市は、「日本子育て支援大賞」の自治体部門で大賞を受賞した。市によると、都内自治体では初の受賞。妊娠期からの切れ目ない子育て支援「八王子版ネウボラ」などの支援が評価されたという。

「学園都市」小学生への特別講座も評価

 子育て支援大賞は、日本子育て支援協会が主催。2021年から自治体部門が設けられ、今年は茨城県境町、大阪府枚方市、岡山県奈義町とともに八王子市が選ばれた。

 八王子市では、市内3カ所の保健福祉センターで、担当保健師らが、妊娠期から子育て期まで切れ目なく支援する「八王子版ネウボラ」を充実。20以上の大学や短大などがある「学園都市」の特徴を生かし、大学の先生が小学生を対象に特別講座を開いていることなども評価された。

 石森孝志市長は「『子育てしやすいまちナンバーワン』を掲げて支援に取り組んできたことが評価された。今後も子育て環境の充実に一層取り組んでいく」とコメントした。

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