〈各市の新年度予算案から〉あきる野市 特別支援学級設置のため教室改修に3300万円

布施谷航 (2022年2月17日付 東京新聞朝刊)
 〈2022年度予算案〉東京都あきる野市は、高齢者ら交通弱者の対策に2200万円を計上。実証実験として3月から1年間、市内循環バス「るのバス」の増発や予約型乗り合いタクシーの運行を始める。アンケートなどの結果を元に、地域公共交通計画の策定を視野に検討も進める。

新給食センター設計費は日の出町と分担

 現在1台で運行している「るのバス」を2台に増やし、便数を2倍にする。駅から300メートル、バス停から700メートル離れた「交通空白地域」では、予約型乗り合いタクシーのシステムを導入する。会員登録した該当地域の住民は、電話やスマートフォンなどで乗車希望時間を予約し、決められた停留所で乗降する。

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あきる野市の村木英幸市長

 2023年度から、南秋留小学校に自閉症や情緒障害の子どもたちの指導を行う特別支援学級を設置するのを前に、教室を改修するための費用3300万円も盛り込んだ。

 日の出町と共同で整備する新たな学校給食センターの整備に向け、基本設計委託料として2400万円を計上。同町との分担割合の詳細は今後詰めるという。

 村木英幸市長は「コロナが一日も早く収束するよう対策を進めながら各種施策を進める」と話した。

 2月1日現在の人口は8万89人。1人当たりの歳出は39万8629円。

あきる野市の新年度予算案

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2022年2月17日

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