都立高入試の英語スピーキングテスト 受験できなかったら「学力が近い生徒の平均点から加算点を決める」 都教委が措置決定
加藤健太 (2022年5月27日付 東京新聞朝刊)
公立中学3年生を対象に11月に行われ、結果が都立高入試の合否判定に活用される英語のスピーキングテストについて、東京都教育委員会は26日、病気などで受験できなかった生徒の措置を決めた。学力検査(筆記、リスニング)の結果を参考にして点数を求め、総合得点に加算する。
A~Fの6段階 最高で20点
都教委によると、スピーキングテストは対象者に一斉に実施。AからFまでの6段階で評価し、入試では段階に応じて最高で20点が加算される。
テストを受験できなかった生徒については、来年2月の学力検査で得点が同じか近かった生徒のスピーキングテストの平均点から、6段階のどこに該当するかを決めて加算点を出す。
6月に実施要項を公表予定
教育庁の担当者は「受験できなかった生徒が不公平にならないようにした」と強調。6月にも実施要項を公表するという。
入試は学力検査の得点と5段階で評価する調査書点の合計(1000点満点)に、スピーキングテストの点数を加えて合否を決める。
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例えばリーディングはできてもスピーキングのみできない子(実際そういう子が多いです)がわざとテストを受けなくても、相当の評価を受けられる仕組みという事ですね。公平でもなんでもないと思います。