茨城で子どもの不登校を経験した母親たちが応援サイト開設 居場所や親の会、相談窓口を紹介
出来田敬司 (2022年5月28日付 東京新聞朝刊)
子どもの不登校を体験した茨城県内の母親たちが、不登校の子どもたちを支えるインターネットサイト「いばらき不登校・多様な学び育ち応援サイト」を開設した。学校以外の子どもの居場所、各地の「親の会」、市町村の相談窓口などの情報を網羅している。
義務教育でも法律違反ではありません
運営するのは、母親らでつくる「かさま不登校ネットワーク・オールユニーク」「不登校・多様な学びネットワーク茨城」の2団体。オールユニーク代表の根本比奈子さん(54)らが制作を手掛けた。
かつて不登校だった長男を持つ根本さんは、不登校に関連する茨城県内向けのサイトがなく、栃木県の勉強会に参加したこともあった。同じように苦しんでいる人を救おうと、サイトを立ち上げたという。
サイトでは、教育が法律上どのように定められているのかも説明。「義務教育」でも不登校は法律違反ではないこと、2016年制定の教育機会確保法で不登校を含めた学校生活からの休養の必要性が説かれていることに触れている。
根本さんは「不登校の子を持つ親は自分を責めてしまいがち。サイトを作り、悩んでいるのは一人じゃないことを訴えたかった」と話す。
問い合わせは不登校・多様な学びネットワーク茨城の石田佳織さん=電話080(2381)8611=が受け付けている。
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