小学校プール水流出、賠償請求撤回を 川崎の教員・OBらが追加署名を提出、計1万7000人分に
竹谷直子 (2023年9月22日付 東京新聞朝刊)
川崎市の市立小学校プールの止水ミスで、男性教諭らに約95万円の賠償を請求した川崎市教委に対し、現役の教員やOBらでつくる「川崎市教職員連絡会」が21日、請求撤回を求める要望書と市民らの署名を追加提出した。今月13日に約3800人分の署名を提出したが、その後1週間ほどで約1万3000人分増え、署名は計約1万7000人分となった。
「対策なしに個々人の責任を問えない」
署名は小田嶋満教育長と福田紀彦市長宛てに提出。男性教諭と校長からは15日に請求額の全額が納金されたが、連絡会は「今後も教員のあらゆるミスの責任を追及される仕組みができてしまう」として、撤回をあらためて求めた。
提出後に会見した連絡会は、止水のマニュアルがなかったことや教員不足による過重労働の問題を指摘。大前博事務局次長(73)は「市教委や川崎市の責任を考えてこれからの対策をすべきだ。それなしに個々人の責任を問えない」と指摘した。
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