小学校プール水流出、教員への賠償請求の取り下げを 川崎労連が申し入れ
竹谷直子 (2023年9月23日付 東京新聞朝刊)
川崎市の市立小学校プールの止水ミスで、川崎市教育委員会が男性教諭らに約95万円の賠償を請求したことについて、川崎労働組合総連合(川崎労連)は22日、小田嶋満教育長と福田紀彦市長宛てに請求の取り下げを求める申し入れをした。
教員以外にも広がる恐れ「食い止める」
申し入れ書では、男性教諭と校長がすでに納金した賠償金を教員に返還することや、同様のミスが起こらないよう設備を改修することなどを求めている。
また、千葉市や大阪市でも同様のミスが起きており、「未然に防ぐために、(市教委は)マニュアルの改定や整備など対策をすることができた」と指摘。「損害の責任は、使用者の川崎市教委と川崎市にある」とした。
会見した吉根清博事務局長は「教員だけでなく、他の公務員や民間企業の従業員にも同じように過失の賠償を求めることが広がる恐れがある。ここで食い止めるべきだ」と話した。
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