<わたしの糧ことば・特別編>2児の父・衆院議員 柚木道義さん
(2018年3月7日付 東京新聞朝刊)
パパこっかいがんばっているね
衆院議員宿舎に飾っている娘の言葉です。国会議員は地元に「金帰火来」と言われる職業。家族は選挙区の岡山県倉敷市に住んでいて、娘たちとは毎日電話で話していますが、会えるのは基本的に週末だけ。平日朝は、国会議事堂の絵とともに書かれた娘の言葉に励まされています。
国会議員として待機児童問題などについて取り組む一方、超党派のイクメン(育児と家事に積極的な男性)議連の共同代表を務めています。長女が生後3カ月のとき、泣きやまなくてきつく当たってしまい、ハッとわれに返り、世の中のお母さんは毎日こうしているんだと実感したことがきっかけです。妻が最も必要としているのは夫の理解、協力とのアンケート結果があり、議連を立ち上げました。男性が自分のこととして育児や家事に関わるのは義務と同時に権利でもあります。子育ての悩みも、2人で分ければ半分になりますよね。
ゆのき・みちよし
衆院議員(比例中国、当選5回)。岡山大卒、書店「有隣堂」勤務を経て2005年衆院選で初当選。超党派のイクメン議連共同代表。
糧ことば
人生の先輩などから言われて救われた子育てに関する言葉。共有することで、独りぼっちで悩みがちなママたちの心を少しでも軽くしたい-との願いを込め、広告会社・博報堂の「リーママプロジェクト」のメンバーが名付けた。東京新聞では2016年9月から2年間、読者から寄せられた「わたしの糧ことば」を連載。著名人による特別編も5回掲載した。
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