市立保育園3園を廃止方針の小金井市 廃園への条例改正案「6月議会に提案する」市長発言で紛糾
花井勝規 (2022年6月4日付 東京新聞朝刊)
小金井市が市立保育園5園のうち3園の廃止方針を打ち出している問題で、西岡真一郎市長は3日の市議会全員協議会で「今定例会に(関連する)条例改正案を提案する手続きを進めさせていただきたい」と述べ、9日の本会議に提出するスケジュールを初めて示した。
反対派「説明責任を」 きょう再協議
廃園に反対する市議らは「市民への説明責任を果たしていない」などと反発し、議論は紛糾。6日に再度、全員協議会を開くことで合意した。
西岡市長は、市職員の7人に1人が市立保育園の保育士である現状から「職員数を将来も維持するのは難しい」と指摘。施設の老朽化や市単独財源での運営の負担感などに触れ、「市立保育園の段階的縮小は断腸の思い。困難な決断であっても課題の先送りは許されない」と理解を求めた。
小金井市が1~2月に条例改正案について募った市民からの意見(パブリックコメント)には212人が意見を寄せ、廃園反対の意見が多数を占めた。
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