幸手市、未就学児のいる世帯にお米を提供 1人あたり玄米30kg、精米も無料
寺本康弘 (2022年2月15日付 東京新聞朝刊)
埼玉県幸手市は14日、未就学児がいる世帯に今秋から市内産のコメを配布する「ハッピー・スマイ(米)ル推進事業」を始めると発表した。
今秋スタート 2023年度は60kgに倍増
2022年度は未就学児1人あたり30キロのコシヒカリの玄米を提供することにしており、同年度一般会計予算案に事業費916万円を盛り込んだ。
幸手市によると、対象の世帯に1枚でコメ5キロと交換できる引換券6枚を郵送。市内にあるJA埼玉みずほの農産物直売所「さくらファーム」でコメと交換でき、精米も無料でできる。2023年度からは提供するコメの量を倍の60キロにする計画だ。
事業は子育て支援とともに、子どもに優しい市をアピールして市外からの移住を促進する狙いがある。また、コロナ禍による米価下落などで苦境にある農業者支援の目的もある。
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