親子で手作りアルバム 写真にひと手間加えて宝物に コロナ禍でも思い出を残そう
台紙1枚ごとのテーマで写真を選ぶ
豊田市の子育て支援バンク登録講師の永谷さんは、米企業「クリエイティブメモリーズ」が認定するアルバム・アドバイザーの資格を持つ。まずは写真選びだ。「ひなまつり」「お花見」など「最初は台紙1枚ごとにテーマを決め、どの写真をアルバムに入れたいかを考えると選びやすい」。顔のアップや全身など見え方が違う写真を組み合わせると、動きが出る。写っている場面と関係のある花や食べ物、小物などの写真をそばにあしらってもいい。
使いたい写真のデータを紙焼きして配置を決めたら、全体のデザインを考える。台紙は無地でもいいが=写真(1)、模様があるとそれだけでおしゃれになる。今回は白地の台紙の左右に、模様のついた紙を帯のように貼ってアクセントをつけた=写真(2)。
マスキングテープや折り紙を貼って
被写体を遠くから撮った「引き」の写真は、余白が目立って寂しくなりがち。一回り大きい無地の紙を下に置くと縁取りがあるように見えて=写真(3)の右上と下=明るい印象に。紙の色は写真の中にある色を使うと間違いがない。
台紙に貼り付けるとき、液状のりはべたつきやすいので、テープのりがお薦めだ。両面テープでもOK。空いた部分に、マスキングテープや折り紙などを貼ると、さらに楽しい感じになる。メッセージを手書きしたら完成だ=写真(3)。
子どもの今を見つめ直し、思いを書く
手書きは手作りアルバムならではの良さ。撮影した場所やエピソードのほか、子どもに向けた言葉でもいい。普段は親も時間に追われがちだが、何を書こうか考えることで、子どもたちの今を見つめ直すことができる。永谷さんは「いつも見てるよ」「あなたの笑顔は最高のプレゼント」など、その時々の思いをつづっているという。
「アルバム作りには正解も失敗もない」と永谷さんは強調する。写真同士を重ねてもいいし、子どもが折った折り紙、学校でもらった小さな賞状などを貼ってもいい。「見返した時に、子どもにとってはきっと宝物になる」
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