全国初!駅構内に「移動型の授乳室」 西武鉄道が実証実験スタート

加藤木信夫 (2018年10月18日付 東京新聞朝刊)
写真 西武球場前駅構内の改札近くに設置された、移動可能な授乳室

西武球場前駅構内の改札近くに設置された、移動可能な授乳室

 西武鉄道は17日、西武球場前駅構内に、移動可能な小型授乳室「mamaro(ママロ)」を期間限定で設置する実証実験を始めた。沿線の子育て環境を充実させる目的がある。西武鉄道によると、鉄道駅構内での設置は全国初という。

 同日、駅前のメットライフドームで開幕したプロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージ「埼玉西武ライオンズ対福岡ソフトバンクホークス」期間中(最長22日まで)に実施。観戦に訪れたファンや駅利用者のうち、子連れの人に無料で利用してもらい、利用状況を把握した上で、今後の正式導入などを検討する。

 子育てママを支援する「Trim(トリム)」(本社・横浜市中区)が開発したmamaroは幅1.8メートル、奥行き0.9メートル、高さ2メートルとコンパクトで、キャスターが付いていて移動可能。個室タイプで、室内のソファに腰掛けて授乳、おむつ替えなどのベビーケアができるという。

 利用時間は平日午後2~7時、土日午前10時~午後4時。問い合わせは西武鉄道お客さまセンター=電04(2996)2888=へ。

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