〈えほん〉「わたしにまかせて! アポロ13号をすくった数学者キャサリン・ジョンソン」文・へレーン・ベッカー 絵・ダウ・プミラク 訳・さくまゆみこ
長壁綾子 (2024年3月6日付 東京新聞朝刊)
数をかぞえるのが好きなキャサリンは数学の研究者になるのが夢。新しい発見をして、宇宙のなりたちを数式で表してみたい! だけど、町のハイスクールに入れるのは白人のみで、女性の職業も限られていた。
1950年代になり、キャサリンはアメリカ航空諮問委員会(NACA)で数学者として働くことができるように。70年に起きた「アポロ13号」の爆発事故で、宇宙飛行士たちが奇跡の生還を果たしたのは、キャサリンの活躍があった。差別が色濃く残る時代に困難を乗り越え、一歩ずつ歩んだ生涯に勇気をもらえる。
1980円。子どもの未来社=電話03(3830)0027。
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