【江東区】防災備品にベビーベッドや間仕切り 子育て家庭に配慮〈首都圏の子ども予算案2025〉

加藤益丈 (2025年2月4日付 東京新聞朝刊)
 首都圏の自治体では1月下旬から、2025年予算案が発表されています。東京すくすくでは、子育て関連の予算を中心に主な自治体の予算案をまとめて紹介します。今回は、江東区です。
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新年度予算案を発表する江東区の大久保朋果区長

首都直下地震はいつ起きてもおかしくない

 災害時の避難所の安全・安心を高めるため、2億3469万円をかけて備蓄物資を充実する。大久保朋果区長は「いつ起きてもおかしくない首都直下地震や激甚化する風水害への備えを強化する」と力を込めた。

 備蓄食料は現在、13万人と想定する避難所生活者の1日分。2027年度までに2日分(107万食)に増やす。ベビーベッド90個、間仕切り134台、防犯ブザー1万8900個など女性や子育て家庭に配慮した物資を整備、拡充する。

 区リサイクルパーク跡地(新木場)に23区で最大規模の延べ床面積2千平方メートルの防災倉庫を整備する。28年度の完成を目指し、設計費1770万円を計上。総事業費は17億円の見通し。

 高齢者の熱中症予防のため、自宅に1台もエアコンがない高齢者のみの世帯に本体購入費・設置費として最大10万円を助成する。住民税非課税世帯が対象。5月から受け付けを始める。600件分として9252万円を盛り込んだ。

 11月に東京都内で開かれる聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」で、区内開催3競技のうち水泳とテニスの無料観戦ツアーを開催し、10月の区民まつりでデフスポーツ体験会を行う。932万円を計上した。

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元記事:東京新聞デジタル 2025年2月4日

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