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ストップ 子ども虐待〈高野優 思春期ブギ〉娘と同じ保育園に、気になる子がいた

  (2018年6月15日付 東京新聞朝刊)

 東京新聞生活面では育児漫画家の高野優さんが、子育てをテーマに「思春期ブギ」(現在は「思春期コロシアム」)を連載しています。東京・目黒で5歳の女の子が虐待により死亡した事件を受け、今年6月に掲載した作品には、かつての経験を交え、高野さんの子ども虐待に対する思いがつづられています。

懇願の文字

 文章をつづるとき、あえてひらがなを用いることが多い。「私」ではなく「わたし」、「温かい」ではなく「あたたかい」と。そのほうが、やわらかな印象だと思っていた。あのひらがなの反省文を読むまでは。この世に生を受けて、たった5年しかたっていない子が、懇願するためだけに書いた文字。

 娘が同じ年の頃に書いたメモは、「ままだいすき」や「ごはんおいしいね」と、喜びにあふれていたというのに。

 一度だけ虐待を疑って通報したことがある。救いを求めて手繰り寄せた細い糸だから、電話を受けた側は、どうかその糸を切らないでほしい。

 「かわいそう」とつぶやくのは簡単。「涙がでる」とうなずくのも簡単。じゃあどうする? なにができる? 東京都目黒区でおきた女児虐待死事件を、しっかりと受け止めて考えたい。

たかの・ゆう 

 漫画家。真面目な(?)大学生、保育士を目指す短大生、サッカー漬け高校生の3姉妹の母

<特集「ストップ 子ども虐待 わたしたちにできること」トップはこちら


 目黒の5歳女児の虐待死事件で、亡くなった船戸結愛ちゃんは、起床時間や体重を自分で記した大学ノートに、親に何度も許しを請う文章をつづっていました。(東京すくすく編集チーム)

 (日付不明)もうパパとママにいわれなくても しっかりと じぶんから きょうよりかもっともっと あしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします ほんとうにもうおなじことしません ゆるして

 (日付不明)きのうぜんぜんできてなかったこと、これまでまいにちやってきたことをなおす

 これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだからやめるので もうぜったい、ぜったいやらないからね わかったね ぜったいのぜったいおやくそく

 あしたのあさは きょうみたいにやるんじゃなくて もうあしたはぜったいやるんだぞとおもって いっしょうけんめいやってパパとママにみせるぞというきもちでやるぞ

 (2018年6日6日付 東京新聞夕刊より)

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コメント

  • 匿名 より:

    2歳の息子を持つ母親です。虐待の線引きが分からず、白線の内側を歩くように、大きな声で、車道に出ることを禁止してきました。2.3日たつと、息子はきちんと白線の内側を歩くようになりました。
    でもこれって虐待ですか? 大声はパワハラですか? 命をまもる術はどうやったら教えられますか?

    虐待だと指摘するときは、矛盾のない言葉で言ってください
    とても細かくてもいいです。地域全体で子育てできる未来があれば……。

  • 匿名 より:

    保育園の先生の対応が信じられない。先生は通報する義務はないのか? 日本の宝である子供達が、周りの大人に殺されないよう、親権を剥奪しやすい様にしてほしい。

  • 匿名 より:

    高野さんらしい関わり方で、浴衣を着せてもらった子が少しでも楽しい気分になってくれていたらと思います。