【新年のごあいさつ】「あなたのためよ」は本当? 子どもへの支配欲と向き合うために
新年を迎えました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
わが家では、昨年12月から4歳長女のYouTube断ちが続いています!(と、いいのですが…)
長女は2~3歳ころから、NHKの「おかあさんといっしょ」やテレ東の「シナぷしゅ」などのテレビ番組よりも、大人の手がアンパンマンの人形を動かし、裏声でアテレコする動画にくぎ付けでした。
タイマー機能でテレビが消えれば終わりという約束ができていたのでよかったですが、4歳になるとテレビが消えてもまた自分でつけてしまう。家にいる間はほとんどYouTubeが流れている状態でした。
一方的に動画を取り上げるのは何か違うかな…デジタルネイティブとして、自分で動画とのいい距離感を見つけてほしい…テレビを置かないという選択肢もあるけど、ドラマや映画は明日を生きる力をくれるものだよな…ディズニーやジブリなどはむしろ子どもに見せたいし…小学生になったら自分で動画との付き合い方を考えられるかもしれないけど、4歳じゃまだ無理かな…と逡巡(しゅんじゅん)しながら、娘が見飽きて自分で消すまで放置してきたというわけです。
でも、ここ最近はまっているコンテンツは、やっぱり良質とは思えない。「お風呂の時間だよ」「歯を磨こう」という切り替えも全然できない。4歳ってこんなに育てづらいんだっけと、ふと考えた時に、娘がYouTubeにのっとられている!とやっと気付きました。
「ずっと見ていると脳がこわれちゃうんだって」と説得し、テレビには冬眠してもらうことにしました。(夫婦で休日にドラマを見る楽しみもお預けですが、娘のためにぐっと我慢…)

YouTube時間がなくなり、塗り絵や工作の時間が増えた。奥は冬眠するテレビ
YouTubeの時間がなくなると、長女はありったけのおもちゃや工作道具、絵本を引っ張り出し、次々と遊びを展開するようになりました。「一緒に遊ぼう」と言われて家事を中断することは増えたし、おもちゃが散らかる、という変化はありますが、テレビの前で石像のように動かない娘に必死で声を掛けていたころよりはるかに心穏やかです。
ただ一つ気になるのは、今は一方的に禁止しただけなので、子どもが動画との付き合い方を身につけなければいけない局面はこの先に待ち受けていること。オーストラリアでは、16歳未満のYouTubeを含むSNS利用が禁止されたばかりですよね。これから文献を探したり、識者にインタビューさせていただきながら、よりより付き合い方を考えていきたいです。
前置きが長くなりましたが、子どもが勉強しないと、タブレットやスマホを取り上げる親は少なくないようです。教育虐待について取り上げた記事には、昨年も子どもたちからたくさんのコメントが届きました。中には、大好きな本を全て取り上げられたという子もいました。「子どものため」「よかれと思って」という親心なのかなと感じます。精神保健福祉士の鴻巣麻里香さんが、「子どもに『あなたのため』と言いたくなる時は、大抵の場合、親が不安に陥っています」と指摘していますが、自分もやりかねないです。
最近は、学習指導要領が定める学習内容が多すぎる「カリキュラム・オーバーロード」という課題もあり、子どもたちや教員の余裕がなくなっているといいます。宿題が多すぎる問題や、小学・中学受験も激化しているようです。不登校を選択する子どもも増え続けています。
子どもたちに何が起きているのか。私たち親は何に目を向けるべきか。いち保護者として悩みながら、探っていきたいと思います。
今年も、東京すくすくをどうぞよろしくお願い致します。
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