都内の公立校、きょうから全て休校 新型コロナ、都対策会議で報告
岡本太 (2020年3月4日付 東京新聞朝刊)
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都内62区市町村の約85%にあたる52自治体で、午後からを含めて2日から小中学校などを臨時休校にしたことが3日、都感染症対策本部会議で報告された。残りの自治体の学校も、4日からは全て休校になる予定という。
都など主催イベント387件が中止・延期に
都内の区市町村立学校は小、中学校など1888校あるが、休校期間は自治体がそれぞれの事情を踏まえて判断した。千代田、世田谷、杉並区などが2日から休校とした。
一方、都立学校は全253校が2日から休校になった。私立学校は484校あり、都は3日の時点で96校の休校を確認した。残りの学校も近く、休校にするとみられる。
会議では、休校に伴って朝からオープンする学童保育の運営費を都が支援することや、0~2歳の待機児童対策として実施しているベビーシッター利用支援事業の対象に小学生を加えることなども示された。
ほか、2日時点で、都など主催のイベント387件が中止・延期されたという報告も。4日から、都本庁舎受付で体温を測り、37.5度以上の人には、入庁の自粛を求めるという方針の説明もあった。
小池百合子都知事は「今は感染を終息させられるか極めて重要な時期。都民と一緒に難局を乗り越えていきたい」と述べた。
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