教育を語り合い、人脈が広がる「エドキャンプ」 関東学院大の学生が企画、11/22にオンライン開催
米国発祥、エド=教育 広がる人脈
エドキャンプのエドは教育(エデュケーション)の略。2010年に米フィラデルフィアで始まり、世界各国に広まっている。国内でも、教員や教育分野の研究者をはじめ、教育に関心を持つ人たちが、普段の勤務・活動先とは別の出会いから幅広い知見を得て、日頃の教育活動に還元しようと各地で展開している。
関東学院大の栄養学部2年で小中学校の栄養教諭を目指す宇田川杏奈さん(19)が昨年夏、横浜市内で開かれたエドキャンプに参加し、「幅広い分野の人脈が広がった。もっと学生が参加しやすいように、自分の大学でも開いてみたくなった」。今年6月に仲間5人と実行委員会を立ち上げた。
新型コロナ対策でオンライン主体で準備してきた。9月の予行演習もオンラインで開催したところ、現役の教員のほか、小学生からシニア世代まで23人が参加し、食育や理科教育、新型コロナなどのテーマで小グループに分かれ、議論が盛り上がった。
テーマは参加者のアンケートで決定
本番は実際に対面して交流を深める形を模索していたが、新型コロナのまん延を踏まえ、オンライン開催を決めた。プレゼンテーションと小グループによる話し合いで構成し、テーマは参加者に事前にアンケートを行って決めるという。
宇田川さんに誘われて実行委に加わった経営学部2年の高橋智香さん(20)は「教育の分野に興味はなかったが、教育を受けている側として参加したら、教える側が考えていることが分かって視野が広がった」。宇田川さんは「年齢や立場、地域にかかわらず、教育という大きなテーマを軸に知り合いを増やすチャンス。学生は就職にもきっと役立つはず」と参加を呼びかけている。
Zoomを活用し、午後1~5時に開催する。参加申し込みは「Edcamp関東学院大#2」のサイトで受け付けている。
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