品川区が11月から「見守りおむつ定期便」 選べる育児用品3000円相当 支援員が毎月手渡し、対面で悩みを聞く機会に

奥村圭吾 (2023年10月30日付 東京新聞朝刊)
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品川区の「見守りおむつ定期便」特設サイトに掲載されている育児用品カタログ。選んだものを訪問した見守り支援員から受け取ることができる

 品川区は11月から、区内のゼロ歳児家庭を対象に紙おむつなどの育児用品を無料で届ける「見守りおむつ定期便」を始める。担当者らが保護者から対面で話を聞く機会をつくることで孤立化を防ぎ、児童虐待なども未然に防ぐのが狙い。

所得制限なし アウトリーチ型の支援

 定期便は、品川区から委託された民間企業の「見守り支援員」が月1回程度、家庭を訪れ、紙おむつやミルク、離乳食などの中から保護者が希望する3000円相当の育児用品を配布する。

 その際、保護者から育児の不安や悩みを聞き取り、必要に応じて区の相談窓口や子育て支援施策につなげる。対象のゼロ歳児は約3400人。利用に所得制限は設けない。対象の家庭には訪問前に案内を送る。

 森沢恭子区長は「アウトリーチ(「手を伸ばす」の意味。積極的にサービスや情報を必要な人に届けること)型の支援。安心して品川区で子育てができることを実感してもらい、育児をする保護者の孤立を防ぎたい」と話す。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年10月30日

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