〈大滝麻未さんの子育て日記〉3・無事に次男を出産 前日に長男の立ち会いを決めて

(2024年7月10日付 東京新聞朝刊)
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生まれたその場で奏音(かなと)の名前をつけました

大滝麻未さんの子育て日記

計画無痛分娩で会話はできるけれど… 

 6月20日、少しの沈黙の後に、か弱いけど確かな産声が聞こえ、無事次男の「奏音(かなと)」が生まれてきてくれました。お産を通じて感じたことやこの時の気持ちを忘れたくなくて、入院最終日、子育て日記をつづろうとパソコンを開きました。

 出産には夫と長男の柚生(ゆずき)が立ち会ってくれました。柚生の立ち会いは悩みましたが、助産師さんの勧めもあり「命の尊さ」を感じてもらいたくて、出産前日に決断しました。柚生の時は、コロナ禍で立ち会えなかったので、夫にとっても初めてです。計画無痛分娩(ぶんべん)で、予定通りに陣痛が強くなってきたタイミングで分娩室へ。2人は生まれる10分ほど前に呼ばれ、誕生の瞬間を見守ってくれました。

 へその緒が奏音の首に絡んでしまい、出てこようと頑張っては苦しくて中に戻ってを繰り返し、最後は吸引分娩と、想像していたより大変なお産でした。それでも会話はできましたが、夫は戸惑う柚生を懸命に励ましていたため、愛の言葉はお預け。生まれた瞬間の夫の笑顔は見ることができました! 柚生は泣かずに頑張っていましたが、生まれてすぐの奏音に触れることはできませんでした。もう少し大きくなったら、この日のことを聞いてみたいです。

初めてのママがいない6日間、長男は 

 出産と同じくらい心配していた、柚生にとって初めてママがいない6日間。もうすぐ赤ちゃんが生まれるので、ママは少しの間おうちに帰れないことを1週間前から伝えていました。幼いなりに心の中で整理していたのでしょう。一生懸命我慢して、寂しいそぶりをちっとも見せない姿がけなげで涙が出そうでした。

 里帰り先で私が入院してから、柚生はご飯を全然食べないと私の母が心配していました。出産翌日の面会で初めて弟に触れ、心の緊張がほぐれたのか、その日はご飯をモリモリ食べたそうです。

 柚生は実家で体力を持て余していたので、保育園に行かせようと退院から3日で帰宅しました。柚生にとって、ほやほやの新生児との関わり方はまだまだ難しく、おなかがすいて泣く奏音におもちゃのパンを食べさせようとしたり、おままごとのお鍋をプレゼントしてくれたり、ひやひやすることもあります。

 ですが、奏音に向ける柚生のまなざしから弟をいとおしく思う気持ちが伝わります。この優しい気持ちを大切にしながら、奏音の命を通じてたくさんのことを学び、成長してもらいたいです。もちろん大変なこともあると思いますが、家族4人の新しい生活がとても楽しみです!

大滝麻未(おおたき・あみ)

 1989年、神奈川県生まれ。女子サッカー元日本代表。夫は英国とイタリアのハーフ。0歳2歳の兄弟を日英伊の3カ国語で育児中。

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