江戸川区・上小岩第二小の全校児童が保健所職員にエール コロナと向き合う人たちの仕事を学び、感じたことを手紙に

井上幸一 (2020年9月18日付 東京新聞朝刊)
 江戸川区立上小岩第二小学校(北小岩8)の全校児童約300人が、新型コロナの対応で忙しい江戸川保健所(中央4)の職員に応援メッセージや感謝の手紙を送った。落合由美子校長は「身近な存在の保健所の皆さんに、子どもたちなりにメッセージを伝えようと一生懸命取り組んだ」と説明。「手紙を書くことで、今自分たちができることを、一人一人が考えるきっかけになった」と強調している。 
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保健所の職員への手紙をまとめた冊子を手にする上小岩第二小の児童=江戸川区で(区提供)

各クラスで偏見や差別をなくす授業

 上小岩第二小学校は、新型コロナの感染防止のための臨時休校、分散登校の後、6月22日から一斉登校を再開した。

 コロナの患者や医療従事者への偏見や差別意識の解消を目的とした授業を各学級で行ってきた。そうした中、医師や看護師、感染経路の調査や、相談の窓口となる保健所職員ら、多くの人々の頑張りも学んできた。

 手紙は冊子にまとめられ、「少しでも子供たちの気持ちが伝われば幸い」と記した表紙が付けられた。

保健所長「思いがけない声援」

 児童らは「コロナにかかった人が悪いわけではない。普段通り過ごせるように寄りそいたい」「コロナとたたかってくれてありがとうございます」「無理をしないでからだを大切にしてください」などの言葉をしたためた。

 冊子を受け取った渡瀬博俊所長は「思いがけない声援。感染防止に向け、職員一同頑張って対応していきたい」と感激していた。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2020年9月18日

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