三鷹市教委が「探究学舎」と連携 子どもがワクワクする授業 研修を受けた教員が「劇的に変わった」

花井勝規 (2022年6月9日付 東京新聞朝刊)

協定書を交わした東京都三鷹市の貝ノ瀬滋教育長(左)と探究学舎の宝槻泰伸社長=同市で

 東京都三鷹市教育委員会は、子どもたちの好奇心や興味を引き出すユニークな塾を運営する「探究学舎」(三鷹市)と連携協定を結んだ。

スタッフが学校を訪問、改善点を検討

 貝ノ瀬滋教育長と探究学舎の宝槻(ほうつき)泰伸社長が市内で協定書を交わした。特色ある探究学舎の授業のノウハウを生かし、研修を通じて市内の小中学校の授業を、探究心を育てるように改善するのが狙い。

 協定を受け、本年度は「発見する喜びにあふれた機能的学習体験」「映画のように引き込まれる授業展開」など計10回の教員研修を実施。探究学舎のスタッフが各校を訪問して授業観察を行い、改善点を見つけだす。

 三鷹市教委によると、2021年度に探究学舎に協力を求め、教員十数人が自主的な研修を実施した。貝ノ瀬教育長は「(研修を受けた教員の授業が)劇的に変わった」と話し、「子どもたちの気持ちに火を付けるワクワクする授業を展開してほしい」と期待した。

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