超高層ビル内に中央区立小学校が入居 東京ミッドタウン八重洲で9月から授業スタート
浜崎陽介 (2022年8月23日付 東京新聞朝刊)
JR東京駅前で建設中の超高層ビル「東京ミッドタウン八重洲」(東京都中央区)に入居する区立城東小学校の新校舎で22日、報道機関向けの内覧会が開かれた。全天候型の校庭や屋上菜園を備え、9月から授業を始める。文部科学省によると、公立小学校が高層ビル内に入るのは「ほかに例がない」という。
校庭の屋根は開閉式、屋上には菜園や水田も
新校舎は、地上45階、地下4階建て、高さ240メートルのビルの南東部分に張り出した低層階の1~4階に入居する。体育館は2階、プールは3階にある。4階に設けられた1500平方メートルの校庭には1周70メートルの陸上トラックなどを備え、屋根は開閉式で雨天時も利用できる。屋上には、児童が使う菜園や水田のほか、太陽光発電装置が設置されている。
城東小の旧校舎は建設中のビルの敷地の一部に立っていたが、JR東京駅前の再開発事業に伴い取り壊され、別の区立小に間借りして仮校舎としてきた。2学期が始まる9月から6クラスの計169人が新校舎に移る予定。
小久保秀雄校長は「立派な設備になり、より充実した教育を図る」と話した。
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