世田谷区が給食に有機米 区立小中で月1回 食べた児童は「かめばかむほどうまい」
瀬野由香 (2023年10月21日付 東京新聞朝刊)
世田谷区は今月から3月まで月に1回、区立小中学校計90校で給食に、農薬や化学肥料を使わないで育てられた有機米のご飯を提供する。20日は、下北沢小学校の児童らが南魚沼産コシヒカリの新米を味わった。
本年度は給食費を無償化
この日のメニューは新米に合わせてかつおの揚げ物やわかめ入りお浸しなどの和食。5年生の教室では担任から「きょうは有機米の給食です」と説明があると歓声が上がり、「めっちゃおいしい」「かめばかむほどうまい」と感想が飛び交っていた。
世田谷区学校健康推進課によると、低農薬の農産物は価格が割高になるが、可能な限り給食に使用しているという。有機米も通常の米より価格は高いが差額は区が負担し、事業者から調達して各学校に納入する。
世田谷区は、来年度も新米が出回る10月から3月まで計6回の実施を検討している。
なお、世田谷区では本年度の区立小中学校の給食費を無償化している。
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