今年から所得制限なし 申請忘れていませんか 私立中の授業料支援10万円

チェック!子育て家計術
【第10回】東京都が、都内在住で私立中学校に通う子ども1人当たり年10万円の授業料支援について、オンラインで申請を受け付けています。10月15日まで。本年度から所得制限が撤廃されたので、これまで申請が必要なかった人も対象となります。

スムーズな申請のため事前準備

 スマホやパソコンで申請するため、途中で画像をアップロードする必要がある以下の書類は事前に撮影して準備しておきましょう。ファイルサイズは4.5MB以下のため、サイズが大きい場合はサイズを変更しておくといいでしょう。

▼住民票

  • 申請者(保護者)と生徒の続柄の記載があるもの
    ※同一世帯でない場合は、それぞれ必要
  • 5月1日時点で都内に住所を有していることが確認できるもの
  • 申請日前3カ月以内の発行のもの
  • マイナンバー(個人番号)の記載がないもの

▼振込口座を確認できる書類

  • 通帳やキャッシュカード、インターネットバンキングの該当ページなどの、 振込口座の金融機関名・支店名・口座番号・口座名義人のカナを確認できる部分
    ※申請者本人の口座に限り、配偶者や生徒名義の口座は指定できない

 審査の後、12月下旬に振り込まれる予定です。

 私立中生への年10万円給付は、年収910万円未満の世帯を対象に23年度に始まりましたが、本年度から所得制限が撤廃されました。都外の私立中に通う人も対象。授業料が全額免除されている場合は助成を受けられません。

 ファイナンシャルプランナーの八木陽子さんは「条件は変更されることもあるので、毎年確認しましょう」と呼びかけています。

 問い合わせは、東京都私学就学支援金センター中学校助成金担当=電03(5206)7808(土日祝日、年末年始を除く午前9時15分~午後5時)。

〈チェック!子育て家計術〉 出産、子育て、習い事、教育など子育て家庭の出費は何かとかさむもの。この連載では、国や自治体の支援策や子育て家計に役立つ情報をファイナンシャルプランナーの八木陽子さんとともにチェックします。記事一覧はこちら

監修・八木陽子

写真 八木陽子さん

 東京都在住。1男1女の母。出版社勤務をへて独立。2001年、ファイナンシャルプランナーの資格を取得後、マネー記事の執筆やプロデュース、セミナーなどの仕事をする。2005年、親子でお金と仕事を学ぶ団体キッズ・マネー・ステーションを設立。2008年、家計やキャリアに関する相談業務を行う株式会社イー・カンパニーを設立した。著書に「6歳からのお金入門」(ダイヤモンド社)、「10歳から知っておきたいお金の心得」(えほんの杜)など。

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