遅寝遅起きだった中学生の娘 医師の言葉で生活が一変
今川綾音 (2022年10月27日付 東京新聞朝刊)
遅寝遅起きだった中学生の娘の生活が一変した。きっかけは医師の言葉だった。毎月の生理痛を相談した婦人科で「自律神経の影響も大きいから、まずは生活リズムを整えよう」と言われたのが効いたようだ。
これまでは、にぎやかな小学生の弟たちが寝静まる夜10時過ぎにようやくリビングに姿を現し、宿題を始めていた。自室に戻ってからも好きなことをして過ごし、寝るのは深夜1時過ぎという生活を続けていた。
受診後、夜11時半には「もう寝るね」と布団に入るようになった娘。テスト前は毎朝6時に起きてノートを開いていた。ここまで変わるのかと驚くとともに、「12時前には寝た方がいいよ」と私もずっと伝えてきたんだけどな、と複雑な気持ちになった。
同じような症状の子を何人も見てきた医師の言葉の説得力、そして、つらい体の不調を何とかしたいという娘自身の願いの強さゆえの変化だったと思う。もう親にできることは、あったかい食事と服を用意してあげることくらい、と実感したこの秋。自分の体を大事にする娘の姿が何よりうれしい。
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